**気まぐれノート**



クロアチア上陸レポ(1) クロアチア上陸レポ(2)
1998年 2002年2003〜2005年


オスカー・ダノン氏 2002年2月

先日、指揮者のオスカー・ダノン氏に お会いした。
90歳(!!)だそうだけど、 ぴんぴんしていて、本当にお元気。
オパティアのホテルに滞在中で、 知人を通して、お茶をご一緒させて頂いた。
ホテルはプールがあることをポイントに選ぶらしい。
指揮者としての今までのキャリアが 綴られた本を見せて下さり、
サンソン・フランソワ、ジーナ・バックワゥアー、田中希代子など、
興味深い名前がずらり。
ちなみに田中希代子さんとのプログラムはラフマニノフの2番となっていた。
私を見るなり、
「日本には今から35年ぐらい前、 1965年に行ったことがある。
上野。。。。東京文化会館。。」
と驚くべき記憶力。
いろいろ興味深いお話を聞くことができた。
彼は、クルク(クロアチアのアドリア海に浮かぶ大きな島)出身で、 現在も主にそこに住んでおり、
今は本を執筆中だとか。
クルクと聞いて、
ブレンデルがクルクで 幼少時代を過ごしたというようなことをどこかで読んだことがあったので、
ちらっと訊くと、 「ああ、彼の息子がGOODだね。」 という答え。
彼にとっては、ブレンデルと言えば、 父親を思い浮かべるらしい。


さそり 2002年7月

さそりが出た〜〜!!
先生が以前、騒いでいたことが あったので、
この辺りに、さそりが生息しているというのは知っていたのだけど、
まさか私のアパートにまで 出現するとは思ってもみなかったので、かなりの驚きだった。
怖いというより、それはそれは美しいシェイプで死んでいて、
ちょっと前まで動いていたというのが信じ難いほど。
イストリア半島のある地域には、いっぱいいて、
寝る前に、ベッドの下を箒で掃くのが日課だとか。。。
ああ、恐ろしい。
サハラ砂漠だかどこだかのさそりとは 違って、
それほど危険ではないらしいけど。。。とりあえず、誰も恐れてない。
どうやら、日本人の感覚で言えば、
カブトムシとかクワガタに対する 感覚かな。。。
クワガタだって、 急に寝てる部屋に現れたりしたら、 かなり怖そうだ、
この美しい小さなサソリなんかより、 ずっと大きなハサミ持ってるし、 もっと危険そうな形してるよ。。。。。
なんて、この間、友人に話してたら、
翌朝、なんと、 玄関出てすぐのところに、 クワガタ発見!!
クロアチアに来て、初めて見た。。。
このクワガタとさそり、 私の部屋にちゃんと飾られてます。


紅茶 2002年8月26日

クロアチアのカフェで、紅茶というと、
たいていこのFRANKという会社の紅茶(ティーバック)が出てくる。 クロアチアのカフェで、葉っぱの紅茶が出てきたことは未だかつてない。
紅茶はあまり飲まない国民らしく、もっぱらコーヒーのよう。
紅茶やフルーツティーは、風邪をひいたときに飲むものという風潮がある。
留学当初、紅茶やフルーツティーを飲んでいると、
クロアチア人の友達に、 「風邪でもひいてるの??」とよく心配された。


ぼうし 2002年8月30日

8月2日、パグ島ノヴァリャというところに演奏旅行に行った。
ソプラノの友人の伴奏だ。
宿泊場所その他あまりにもひどいオーガニゼーションに、
2人ともぐったり。
不満とかいうレベルは超えて、愚痴すら言う元気がない。
せめていい思い出を1つぐらい作ろうと、記念にぼうしを買った。
これを被って、アドリア海沿いを歩くと気持ちいいだろうなあ
なんて思って買ったのだけど、 結局未だに被らずじまい。。
でも、もともと記念に買ったんだし、いっか。。。


仮面演奏会 2002年9月4日

こんな写真が出てきた。。

ピエロに扮してるのが、わたし。

2000年2月の話。


豆 2002年7月22日

このうちのひとつを植えてみた。


豆 2002年8月

豆が実った。


豆スープ 2002年9月8日

今日は、実った2房から収穫した4粒の豆を入れて、
イストリア風マネシュトラというスープを作り、
大家さん一家にもおすそ分けした。
本来は、このスープ、豆をどっさり入れるのが基本なんだけど。
豆が実ったら、スープに呼ぶという約束になってたのだ。
たくさん作ったので、どこに豆があるか分からず状態だったのだけど、
大家さんの長女が、自分が食べる時にお皿に1粒、
そのまた長女のまだ8ヶ月のマリーナちゃんに食べさせようとしたお皿の中にまた1粒発見したらしい。
大当たりだ。
私は、結局1粒も食べれなかった。。。。(;_;)
「長年、マネシュトラを作り続けてるこの辺のおばさんでも、
こんなに美味しくは作れないわよ!本当よ!」なんて、
大お世辞を言いながら、大喜びで、食べてくれた。


トルコ式コーヒー 2001年9月15日

クロアチア人は、家では、もっぱらトルコ式にコーヒーを入れる。
どういう風に作るのかというと、
1.お湯を沸かす。
2.お湯が沸騰したら、砂糖を入れてかき混ぜる。
(クロアチア人は、かなりいっぱい砂糖を入れる。)
3.火から離して、コーヒーの粉(?)を入れ、再び火にかけ、
ふきこぼれる直前で、火から離す。
4.ミルクは好み次第。
初めの頃は、カップの底にコーヒーがとごってるのが、
何だか泥っぽくて、あんまり好きではなかったけど、
今ではすっかり慣れて、好んで飲んでる始末。
慣れというのは怖い。

トルコ式コーヒー用具その2

トルコ式コーヒー用具その3

↑サラエボで買った、銀製トルココーヒーセット。
トルコ式の喫茶店やレストランに入ってコーヒーを頼むと、
このセットごと出てきます。

↑サラエボで買った、銅製トルココーヒーセット。


ごはん 2002年9月13日

クロアチアに来て、お米をお鍋で炊くのにすっかり慣れた。
初めて炊けたときは、感激だった。
炊飯器でばかり炊いていたから、もっと複雑な工程を想像してたのだけど、
簡単な原理で、こんなに簡単に炊けるのか。。。と驚きでもあった。
炊飯器で、スイッチポンで炊くよりも、ずっと美味しい気がする。
こちらの電熱器はガスに匹敵するほど強く、スイッチを切っても余熱がすごいので、
慣れるのに少し時間がかかった。
で、どうやって、ご飯を炊くかというと、

まず、普通にお米を洗って、ちょっと水につけ置きした後、
お米1カップに水2杯弱の割合にする。
お鍋のふたをしっかり閉め、電熱器を最高値の12にして、炊く。
ぐつぐつ音がしてふたが動いてきたら、電熱器をオフにする。
そのまましばらく余熱で調理。
15〜20分ほどしたら、出来上がり。
表面にぽつぽつ小さな穴が開いて、美味しい真っ白ごはんが出来てるはず。


VEGETA 2002年9月16日

昨日の日記に、ヴェゲッタ(VEGETA)という名前を出したので、
日本人には馴染みがないだろうと思って、 早速、ビデオに撮ってみた。
クロアチア人にとって、日本人にとってのお醤油のような存在らしく、
どこか他の国に行く時は持参すると、大家さんが言ってた。
実際、とても便利で、スープでもパスタでもリゾットでも、これさえあれば、
美味しく作れる。
という訳で、私もここしばらく欠かしたことがない。
一見、コンソメスープの素みたいだけど、
もっといろんな野菜(もちろん乾燥させてある)が入ってて、 美味しい。
クロアチアのどこかのおばさんが発明(?)したらしく、
クロアチアにしか売ってないとか。
クロアチア人は、このVEGETAをかなり誇りに思ってるよう。


今日のお昼 2002915

トマトと玉ねぎと瓜をヴェゲッタというクロアチアの調味料で炒めて、ご飯を混ぜてみた。


カレー 2002年9月22日

ここしばらく、天気が悪く、雨が降ったり、雷がゴロゴロ鳴ったりしている。
今日は、なんと、もう暖房を使い始めた。
午後、練習をしていたら、6時ごろから急に、外の雷に負けじと、お腹がゴロゴロ鳴り始めた。
パスタは昨日食べた。リゾットという気分でもない。
今の野菜の蓄えをチェックすると、、、
ジャガイモ3個、玉ねぎ3個、人参2本、瓜半個、トマト3個、パプリカ1個、にんにく2個(個?)、、、という感じ。
以前、気になって買ったカレー・ミックスを思い出し、それを試してみることにする。
まず、鍋に、バターを入れ、小さく切った玉ねぎ1個を炒める。
透き通ってきたら、適当に小さく切った人参1個、ジャガイモ1個、瓜半個分を加えて、炒める。
カレー・ミックスと水0,5リットルを加え、ぐつぐつ煮る。
小さく刻んだりんご半分を加える。更にぐつぐつ煮る。
片栗粉を小さじ一杯加え、生クリームを125g加える。
ヴェゲッタを小さじ2杯加える。
で、出来上がったのが下の写真(もちろん、同時に、ご飯も炊いた。)。
カレー・ミックスの袋の裏に載ってる説明では、
バナナも加えるように書かれてる。
お肉なしのせいか、かなり淡白な味だったので、ちょこっとお醤油を加えて食べた。


カレー・ミックス 2002年9月23日

昨日の日記に出てくるカレー・ミックスはこれ。
封を切る前にビデオに撮ればよかったのだけど、
そのときはここに登場させようとは思ってなかった。。。
日本のカレーのルーとは違って、パウダー状で、固めていない。
味も随分違う。
4,42クーナ(=約70円)。


2002年9月24日

おいしそうな鮎菓子を見つけてしまいました。。。
クロアチアにいると、
ときどき無性に恋しくなるお菓子のひとつ。
私の好物。
そういえば、こちらでは、まだ本物の鮎を食べたことはないなぁ。。。
鱒なら食べたことあるけど。
川があるんだから、きっと、どっかにいるんでしょうけど。。。


初栗&キウイ 2002年9月26日

しばらく日本の梅雨時みたいに、じとじと雨続きだったのだけど、
今日は、久しぶりに晴れて、気持ちの良い天気だった。
午前中、近くの小さなお店に、パンとかトイレットペーパーを買いに行った。
映画館で働いている近所のおじさんにばったり会い、
帰り道、途中まで、一緒になった。
いつの間にやら、至るところにロヴランの名物の栗が実っていて、
おじさんは、昨日、初栗(?)を食べたらしい。
「2,3日したら、キウイを取りにおいで。
うちのキウイは、すごく大きくて美味しいんだよ〜!
キウイに砂糖をいっぱいかけて、その上に生クリームをのせて、食べるんだ。
最高のデザートだよ。」
なんて、言ってた。
キウイは好きだからそんなに美味しいキウイ、食べてみたいけど、
取りにおいでなんて言われても、なかなか行けないなぁ。。。
2,3日もしたら、クロアチア人のことだから、
「元気?
コーヒー飲んでかない??」なんて、キウイそっちのけで、
いつ終わるか分かんない長〜いコーヒータイムに巻き込まれそうだ。


蝶々パスタ 2002930

きのう作ったクリームスープが残っていて、
温めてるときに、蝶々のパスタが目に止まり、 入れてみた。
なかなか蝶々が可愛くて、味も結構グーで、満足、満足。
きのうのクリームスープは、どうやって作ったかというと、いたって簡単で、
まず、@小さく切った玉ねぎを油で炒めた後、にんにく、人参、ジャガイモ、
ズッキーニも加えて一緒に炒める。
A適当に、水を加え、しばらく煮る。
B別のフライパンで、バターと小麦粉でホワイトルー(?)を作って、Aのお鍋に流し込む。
CVEGETA、お塩を適当に加えて、味付け。
Dさらに、料理用クリームを加える。
Eパセリを混ぜて、出来上がり。(お皿に盛ってから、ふりかけてもいいけど。)
、、、で、これにバタフライ・パスタを加えたのが、下の写真。


クリーム 2002年10月1日

9月30日の日記で、料理用クリームと書きましたが、、
クロアチアでは、写真のように、
料理用クリームと、ホイップ用クリームの2種類に分けて売られてます。
スーパーとかで見ると、一見、同じに見えて間違えそうなのですが、
描かれてる絵が違って、右側のお鍋の絵が描かれてる方が料理用、
左側の渦を巻いてる方が、生クリーム・ホイップクリーム用です。
vrhnjeがクリーム、kuhanjeが料理、slagが生クリーム  のことです。


小包みが来たわよ〜〜! 2002年10月15日

日本に住んでいる人には、今どき、信じ難いかもしれませんが、
ここクロアチアでは、小包みというものは、自宅まで配達してもらえません!
下の写真のような黄色い紙が届いて、小包みが来たということを知り、
郵便局まで、自分の足で、受け取りに行かなくてはいけないのです。
しかも、紙には、5日間ぐらいしか保管しておいてくれないようなことが 書かれてます。
手紙や、小さな郵便物だったら、宛て先の住所まで、
きちんと届けてくれるんですが。。。
私の場合、住所が大家さんの住所と同じなので、日本から小包みが届くと、
いつも大家さんがこの黄色い紙を片手に、
「日本から、小包みが来たわよ〜〜!」と、知らせに来てくれます。


海老入りクリームソースのパスタ 2002年10月17日

レストランでパスタの食べれるとこなら、
必ず見かけるメニューのひとつ。
大家さん一家もよく作って呼んでくれるのですが、
私も自分で作って食べるようになりました。
まず、フライパンで、冷凍えびを炒めて、水分を蒸発させます。
(同時に別のお鍋でパスタを茹でます。)
その後、輪切りにんにく少々も一緒に炒め、
小さく切ったトマトも加えます。
VEGETA、塩、こしょうで味付けをし、
料理用クリームを加えます。
そこに、茹で上がったパスタを加え、混ぜ合わせます。
バジル又はパセリを加えて、出来上がり!


出た〜〜〜! 2002年10月18日

出た〜〜〜!!
って、一体、何が出たのかって言うと、
幽霊でもおばけでもなくて、
しゃくとり虫です。
今日、台所の天井を見たら、ちいさ〜なしゃくとり虫が数匹、目について、
椅子によじ登って、トイレットペーパーでゴミ箱へポィしたのでした。
で、今日、また天井を見上げたら、
なんと、またまた天井のあっちやこっちに、
ちいさなしゃくとり虫が5,6匹、這っているのです!
気持ち悪くて、全く、鳥肌もんです。
5,6匹をトイレットペーパーでつかむのも嫌で、
大家さんのところへ、掃除機を借りに行き、
「天井にちっこい虫がいて、、、」
と言ったら、すぐに見に来てくれました。
「こ〜れは、100%、何か、食べ物からよ〜!
パスタか何か、古いもので、心当たりない?」
とのこと。しゃくとり虫たちは、みんな、高い天井に登ってるのに。。。
まずは、掃除機で吸い取って、大雑把に、辺りを見回した後、
台所の電熱台(?)の上の棚の中が怪しいと思って、
棚の中のお米とか調味料とかをチェックするも、虫は見当たらず。。
嫌なこった!と思いながら、とりあえず、部屋の掃除をしました。
で、掃除機を返しに行ったときに、
「まだ、どこから出てきてんのか、分かんないの。。。」
と言うと、もう一度、見に来てくれて、
やっぱり、大家さんも、「この棚が怪しいわ。。」。
で、「私もそう思って、チェックしたんだけど、、、」
と言った瞬間、「あ!ちょっと見て、見て!!」と大家さん。
見ると、棚の一番上の天井部に2匹のしゃくとり虫がにょろりんにょろりん!
で、そこらじゅう、チェックしたんだけど、何も見つからないので、
やっぱりお米の箱(この箱はしばらく放ったらかしにしていたので。。)が怪しいと思って、
もう一度、箱の中のビニール袋を恐る恐る点検すると、、、
いたいた!にょろりんが見えた!
2匹以上見たくないので、すぐに箱ごと、ゴミ袋にポィして、
ごみ置き場へ捨てに行きました。
ごみがいつでも出せてよかった。
(ちなみに、ここクロアチアでは、ごみは何でもいつでも捨ててOKです。
一応、ごみ置き場&ごみ収集代を、みんな払ってるようですが。)
というわけで、鳥肌の立ってた数時間でしたが、
無事にニョロリンの出所が分かってよかったです。
大家さんにも、ちゃんと報告しときました。
それにしても、気持ち悪い生き物。。。
もう現れませんよーに。。


マルナーダ 2002年10月19日

マルナーダというのは、マロン(マルン)から来てるのですが、
栗のフェスティヴァルのことです。
ここロヴランは、栗とさくらんぼとローレル(月桂樹)で有名らしいのですが、
毎年、10月のこの時期には、栗のフェスティヴァルが行われています。
10月いっぱいは、レストランやカフェでも、栗を使った特別メニューが用意されてるのですが、
メインは、このフェスティヴァルで、
今年のフェスティヴァルは、11〜13日と、18〜20日です。
何が行われるかというと、
大きな駐車場を会場にして、栗から作られた色んな種類のケーキや飲み食い用の屋台が立ち並び、ライブの舞台なんかも作ってあって、
日本のちょっとしたお祭りの感じです。
先週は、行きそびれたのですが、
今日、行ってきました。
ロヴランでは、毎月、第3土曜日には、
SAJAMと言って、市がたつのですが、
今日はその第3土曜日に当たるので、
市とマルナーダの合体で、すごい賑わいでした。
この市、毎月、ほとんど同じものしか売ってなくて、
飽きてしまうのですが、 娯楽のない町、 毎月、みんな心待ちにしてる様子。
かく言う私も、ほとんど毎月顔を出してます。。。
今日は、珍しく、本当にいい天気で、
半袖姿の人も見かけました。


イストリア風マネシュトラ 2002年10月20日

先月のいつだったかに書いた、マネシュトラというスープ、
また作りました。豆のいっぱい入ったスープ。
日本のお味噌汁みたいに、各家庭で、微妙に作り方・味が違うようです。
レストランでも、色や中身はまちまちで、味もちょっとずつ違います。


くもり 2002年10月26日

夕方、窓の外を覗いてみたら、
こ〜んな空模様でした。


冬時間 2002年10月27日

今日から、日本との時差は、8時間になりました。
昨夜、明け方3時でサマータイム(夏時間)が終わり、
冬時間に切り替わったのです。
。。。と言っても、今日の朝まですっかり忘れてて、
お昼前に、気が付きました。
冬時間に切り替わると、
時計の針を1時間遅らせるので、すごく得をした気分です。
もし今が12時なら、11時に合わせ直す、つまり、
急に1時間増えるのです。
朝8時で真っ暗だと困るので、
8時を7時に戻して(そうすると朝8時には確実に空が明るい)、
今まで通りの生活を保とうということでしょうか?
ただ、朝はよくても、夜、暗くなるのが早い。。。
クロアチアでは、10月の最終日曜日の3:00a.m.から冬時間スタートと
決まっているようです。
朝3時に本当に時計が冬時間に切り替わるのか(1時間戻るのか)、確かめようと、
時計とにらめっこしてたおばあちゃんがいたなんて、
去年、大家さんが話してましたが、
その気持ちも分からないでもないです。


おせんべい 2002年11月8日

ロヴランの食料品店が、おせんべいを仕入れ始めました!
ロヴランではお初です。
なんと、タイ製らしいです。
タイでも、おせんべい食べるとは知らなかった。。
タイ米で作られてるのかな?
味は、オリジナル味と、パプリカ味の2種類で、
どちらも19,98クーナ(=約320円)。


自然は美し 2002年11月9日

随分、朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。
こちらの空気は、年中、乾燥していますが、
この時期は特に乾燥していて、
お肌にはよくないのですが、
晴れたときの、朝夕の景色は、それはそれは綺麗です。
ぼや〜っとした景色をデジカメで撮ると実物よりもクリアに綺麗に写ったりしますが、
そのクリアな映像を直に見れるという感じでしょうか。
(ピンと来なかったら、ごめんなさい。)
とにかく、この時期の景色は、くっきり、はっきり、透明感が増して、
時々、あまりの美しさにはっとすることがあります。
そういうとき、インスピレーションが湧くこともあれば、
芸術の意義・意味を失いかけるときもあります。
自然の美しさへの感動と同じレベルに達し得たとすれば、
その芸術の存在意義があるのかもしれません。
でも、それを超えることができないのだとすれば、
一体、何の意味があるのでしょうか。
美しい自然を眺めていた方が、
ずっと平和で心が安らぐかもしれません。。。
悶々悶々悶々。。。。

 

↑朝7時半ごろの、アパートの窓の外の景色


異常気象 2002年11月19日

先週は比較的、いい天気が続いていたのに、
ここしばらく、
雨やら雷やら、その上、すごーい風も吹いて、
嵐のような天気になったり、
嫌〜な天気が続いています。
日中は15度前後で、暖かいのは嬉しいことですが、
この時期、こんなに暖かいのは異常。
フェーン現象のせいで、ヨーロッパ全体に異常気象なのだとか、
大家さんが言ってましたが。
美しい自然を眺めていた方がずっと平和で心が安らぐかも。。。なんて、
先日、書いたせいだろうか。
ちゃんとお部屋にこもって、余計なことあれこれ考えずに、
練習に励みたまへということかしら。。。。?
何はともあれ、この雷は勘弁して頂きたいものです。
ピカピカ光りすぎ、地鳴り凄すぎ。
寮にいた頃は、この上、更に、
こうもりがトイレや廊下をバタバタ飛んでいたので、
恐ろしいことこの上なしでした。
ドラキュラが出てもちっともおかしくない感じでした。


ふがががっ 2002年11月22日

ガ〜ン! 何がふががかって、奥歯の詰め物がポロリンと取れてしまった。。。
数日前から、何だかちょっぴり痛いような、
何か浮いてるような、変な感じはしてたんだけど、
歯を磨いた後、気になって、人差し指で端っこをつついたら、
ポロンといとも簡単に取れてしまった。
以前、コンクール直前に、別の奥歯の詰め物が取れて、真っ青になったことがありました。
クロアチアの歯医者については、クロアチア人の友達から、恐ろしい話をさんざん聞かされていたので、
全く信用できず、
本気で「一時帰国する〜〜!」とわめいてたら、
大家さんに笑われ、「クロアチアの歯医者は腕がよくて、
イタリアからわざわざ来る人だっているのよ〜。」などと言って、止められました。
で、こちらの歯医者に行く覚悟を決めたのですが、
何かトラブって、コンクール前に時間を取られるのも困るし、
コンクールに行けなくなっても嫌だったので、
コンクールから帰ってくる予定の日の翌朝8時に予約して、
コンクールには予定通り、行ったのでした。
詰め物が取れたのは、その時が、生まれて初めてで、
冷たいものや熱いものはしみるし、まるで神経丸出しのような感覚で、
ろくに物も食べれず、6日間ほど、半断食状態でした。
ある駅で、列車を待ってる間に、喉が渇いて紅茶を注文しても、
なかなか冷めてくれなくて、結局飲む時間なく、泣く泣く列車に乗らなくちゃいけなかったり、
かなり最悪なコンディションでした。
が、コンディションと演奏、コンクールの結果は決して比例しないもので、
開き直っているせいか、緊張度も普段よりずっと低く、
予想外にいい演奏ができ、1位を頂くことができました。
発表後、空腹度はピークで、もう我慢できず、レストランに入って、リゾットを頼み、
片側の歯のみで、1時間ほどかけて、一口一口、ゆっく〜り食べました。
審査員の一人が途中から、目の前のテーブルに座ってて、
何とも恥ずかしい思いをしました。
変な食べ方する人だな〜〜と思われたことでしょう。
私より後に入って来られたのに、私より先にさっさと去っていかれました。
コンクールの何倍も緊張して、歯医者に行ってみると、
意外と設備が整っていて、部屋も小綺麗な感じで、ちょっぴり安心しました。
材料の半分は日本製のものを使っているとか。
詰め物をくっつけるセメントも日本製だとかで、箱を見せてくれました。
FUJIとか書いてありました。
「とにかく痛いのは嫌だから〜〜」と言うと、
「ちっとも痛まないよ〜!」なんて答えながら、
3度くらい、がふゅ〜〜という痛みを与えてくれて、
まだしばらく続くんだろうな〜と思ってたら、
「終わり!」
と言われて、びっくりしました。
そんなに怖れることはなかった。
右の奥歯が虫歯で行ったら、間違って左の歯を抜かれたとか、
2本隣りの健康な歯を抜かれて、穴が開いたままとか、
ろくな話を聞かないので、すっかりおびえていたのでした。
どの歯医者にかかるか、大家さんや友達から情報を集めて、
随分悩んだものでした。
今回は2度目なので、慣れたもんです。
以前と同じ歯医者さんにさっさと電話して、
明日、予約が取れました。
あ〜〜、でもやっぱり、あのキュイ〜〜ンを想像すると、
ちょっぴり気が重い。。。


2002年11月25日

ここしばらく、暖かい天気が続いてます。
日中、大家さんの娘さんなんか、肩だしルックで歩いてました。
秋晴れと言うより、小春日和と言うより、
まるで夏です。
完全に異常気象。
例年、11月はかなり冷えるのに、
日中は、暖房も要らず、窓を開けてるぐらいです。
寒いのは苦手で、暖かいのは大いに歓迎なのですが、
こう暖かいと奇妙で、何だか気持ち悪いです。
今年は、あったか〜いクリスマスになるかも。。


パウンドケーキ 2002年11月26日

友人の突然訪問で、
出すお菓子が何もなく、何か買いに走る時間もないときに、
何度か作ったことのあるパウンドケーキ。
オーブンの温度調節ができないので、
いつも温度や焼く時間は、だいたいの勘で作るのだけど、
たいてい30分弱で焼きあがる。
レーズンやプルーンなどのドライフルーツがい〜〜っぱい詰まってるのが好き。

<材料>
薄力粉:100g
ベーキングパウダー:小さじ2/3
卵2個
バター:100g
砂糖:100g
レモン汁:1/2個分
バニラエッセンス:少量
(ラム酒漬け)レーズン:適当
<作り方>
@薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
Aボールに柔らかくしたバターと分量の砂糖の約3/2を入れ、
 白っぽくなるまで練り混ぜ、更に卵黄を加えて混ぜ合わせる。
B卵白は大きいボールに入れて、ツノが立つまで泡立て、
 残りの砂糖を少しずつ加えて、更に泡立てる。
CAにBの半量と@の粉を加えてサックリと混ぜ合わせ、
 残りのBを混ぜ合わせる。
DCにレモン汁、バニラエッセンス、汁気を切った(ラム酒漬け)レーズンを加えて、
 混ぜ合わせる。
E硫酸紙を敷いたパウンド型にDを入れて表面をならし、
  170度のオーブンで約55分焼く。


モンテネグロ共和国 2002年11月27日

バルカン半島の国々については、色々調べて、基本的なことは理解してるつもりでしたが、
まだまだ全然分かってなかったということが分かりました。
モンテネグロ共和国のコトルというところから来ている生徒がいるのですが、
モンテネグロ共和国というので、ずっと、クロアチア共和国と同じように、1つの独立した国家だと思ってました。
で、今日、ガイドブックとかをじっくり見てたら、
セルビア共和国とモンテネグロ共和国を合わせて、ユーゴスラビア連邦共和国となってるようで。。
そんなことは、何度も本とかで読んでるはずなのですが、
やっぱり何の関係もないうちは、どこかで読んでも頭にはなかなか入らないんだなぁと、
つくづく思いました。
モンテネグロのことを、クロアチア語では、ツルナ・ゴーラと言います。
ツルナは黒いという意味、ゴーラは山です。
そのツルナ・ゴーラを、中世イタリアのベネチア人が、
ラテン語でモンテネグロ(モンテが山、ネグロは黒)と呼び始めたそうです。
モンテネグロには、アメリカのグランド・キャニオンに次ぐ世界第2位の長さを持つモラサ・タラ峡谷というのがあるらしい。
凄い自然と城壁で、トルコの襲撃から守り抜いた勇者たちの国だとか。
それにしても、モンテネグロだなんて、遠い遠い一生無縁の国だと思ってました。。。

今日も、暖かく穏やかな天気でした。

オパティヤの教会の中。壁から天井まで、ぎっしりレンガが敷き詰めてあります。


セルビア・モンテネグロ共和国連合?! 2002年11月28日

何となく気になって、モンテネグロ共和国について、更に調べてたら、
どうやら、今年6月から、ユーゴスラビア連邦共和国というのは止めて、
セルビア・モンテネグロ共和国連合となってるようです。
何だか、この辺の政治状況は、ほんと複雑です。
連邦やら連合やら。。
1文字違うだけで、大きく形態が異なるようなのですが。。。
この辺では、きっと大きなニュースになってたのでしょうが、
興味・関心がそっちに向いてないと、
全く耳に入ってきませんでした。


レーズンクッキー 2002年11月29日

今日は、クロアチアに来て初めて、クッキーを作ってみました。
私のアパートにあるオーブンは、まるで温度調節が利かないので、
温度も時間も全くの勘で焼きましたが、
なかなか美味しく出来上がりました。
火力(電力?)が強いのか、思ったよりずっと短時間で焼き上がりました。
材料混ぜて、焼きあがるまで、わずか30分ほどでした。

<材料>
薄力粉:130g
ベーキングパウダー:小1/3
(薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく)
バター:90g(室温にしばらくおいて、芯まで柔らかくしておく)
卵1個
砂糖:60g
(ラム酒漬け)レーズン:適当
コーンフレーク:適当
<作り方>
@ボールに柔らかくしたバタ−を入れ、砂糖を2〜3回に分けて加える。
 入れるたびによく混ぜ、白っぽくなるまでかき混ぜる。
A卵はよく溶いて、分離しないように気をつけながら、2〜3回に分けて加える。
B(ラム酒漬け)レーズンを加えて混ぜる。
C薄力粉の半量を入れ、粉が少し残る程度に混ぜる。
 残りの薄力粉を入れ、木しゃもじを縦に使って切るようにして混ぜる。
Dベーキングシート(?)を敷いた天板に、
 スプーン2本で、生地をこんもりと落とし、
 上を軽く押さえる。
E180度のオーブンで約18分。


セントポーリア 2002年12月1日

しっばらく眠っていて、もう枯れちゃったのかな。。?と思ってたセントポーリア、
数日前、突然、つぼみが現れて、
今日、起きたら、
ちいさな花が可憐に、健気に咲いてました。
感激。


寒い 2002年12月2日

昨日あたりから、急にさむ〜くなりました。
今日は、午後からしとしと雨が降り出して、久々にいや〜〜な天気です。
それにしても、いつの間にやら、日照時間がほんとに短くなりました。
夕方5時にはもう真っ暗だし、
朝だって、8時になってもまだ暗かったりします。
暗〜い気持ちになってしまいそうですが、
幸い、この時期、クリスマスに向けての飾り付けで、
街全体が明るく、あったか〜くなるのです。
窓から、クリスマスツリーのシルエットが見えたり、
可愛らしい飾りつけが見れたりして、
この時期の散歩、特に路地裏の散歩は楽しいものです。
でも、極度に冷え性の私、やっぱり寒いのは苦手だなぁ。。
前言撤回、異常気象でも文句言わないから、
またあったかくなってくれないかなぁ。。。


スヴェティ・ニコラ 2002年12月6日

今日は、スヴェティ・ニコラの日。
はてな?という顔をすると、
すかさず、「サンタクロースよ!」という言葉が返ってくる。
サンタクロースは、クロアチアではスヴェティ・ニコラと呼ばれてます。
毎年、12月6日は、そのスヴェティ・ニコラがプレゼントを持ってくる日なのです。
ただ、ニコラはクランプスとかいうサタン(悪魔)と一緒に歩いていて、
良い子は、ニコラからプレゼントをもらえるのですが、
悪い子には、このサタンが、シーバと呼ばれる小枝を渡すそうです。
でも、これは良い子になる見込みがある場合で、
悪い子でも良い子になる見込みがない場合は、何ももらえないそうです。
というわけで(?)、この6日までの数日は、
あちこちで、小枝を売る人でいっぱいです。

写真(↓)のように、サンタさんが売ってたりするからおかしい。

シーバ 2002年12月7日

昨日の日記に書いたシーバと呼ばれる小枝。
もみの木の小枝を銀色にペイントして、
リボンとかで飾ったものが基本ですが、
写真のように、お花が添えられた可愛い小枝も売られてます。


シーバ売り 2002年12月8日

毎年、12月6日直前は、 シーバ売りの人でいっぱい。


↑2000年12月5日のリエカ


クリスマス 2002年12月16日

今日は、航空券を買いに、リエカに行って来ました。
今年の年末年始は日本です。
みんな、クリスマスプレゼントを探してるのか、
イルミネーション&ウィンドーショッピングを楽しんでるのか、
それとも単にこの混雑ぶりを楽しんでるのか、、、
とにかく、すごく賑わってました。
そういえば、日本のクリスマスってものを、もう何年も見てません。
去年は、クロアチアだったし、
その前も、年末の一時帰国は何故かいつも27日の飛行機ばかり。
クリスマス前後のフライトはいつも満席なのと、
25・26日はクロアチアはどこも休みで誰も働かないということもあって、
自然と27日になってしまうのです。
クリスマスに旅行する人、多いんでしょうか?
ヨーロッパのクリスマスを見てみたいって人が多いのかな?
私は、そろそろ日本のクリスマスを見たくなってきました。(^_^)

↑イルミネーションに溢れたリエカ。
ふと見上げると、今日はほぼ満月だったようです。


クロアチア上陸レポ(1) クロアチア上陸レポ(2)
1998年 2002年2003〜2005年