わたしたちの幼稚園は、キリスト教の福音に根ざし、何より子どもたちの心を豊かに育むことを大切にしています。 神さまと向き合い、聖書のみ言葉を聴き、お祈りをすることを通して、感謝する心、ひとりひとりの違いを認める豊かな心が育まれていきます。
心の教育こそ、幼児期にしなければならない大切な人間形成の土台作りです。

わたしたちの幼稚園は少人数の保育をしています。 保育者の目が子どもたちひとりひとりに行き届くようにし、子どもの個性を大切にする保育を、と願っています。 ひとりひとりの子どもが持つ独自の成長の歩調に保育者たちが歩みを合わせて生活します。
少人数であることで、年齢を超えた交わりも親密です。子どもも保育者もすべての子どもの名前を覚えあい、呼びあう、家庭的な交わりをしています。 この交わりの中で、子どもたちは安心して自分の居場所を見つけていきます。そして自分らしさを十分に発揮し、友だちとの違いを認め合いながら過ごせるようになります。
少人数だからこそできる家庭的な交わりが、わたしたちの幼稚園の特色です。

子どもたちは遊びの中で、いろいろなことを発見し、学び、想像し、友だちとの交わりを深めていきます。 遊びの中で、主体的に物事に取り組んでいく姿勢、集中力を養っていきます。 園庭は社会の縮図です。砂山を作る時にも、友だちと考えが違ってけんかしたり、仲直りしたり、途中で砂が崩れて挫折感を味わったり・・・。 そんな中で友だちと協力して砂山を作り上げた時の喜び、達成感、充実感を体全体で味わうようになるのです。
幼稚園は小学校入学のための準備期間ではありません。人間形成において大切な土台りの時です。木に例えれば、大地に根をしっかりと張る時です。 この時期に大切なことは文字や数を知識として頭で覚えることではなく遊びを通して人生に必要な知識、生きる力を体で覚える時です。 わたしたちの幼稚園は、このように子どもたちが一緒に、時にはひとりで、主体的に遊びこむことを大切にしています。