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DAYS OF COPEN
朝熊山山頂から鳥羽の海を臨む

 2007/3/18 MCCおはらい町オフ

天気は快晴。しかし、外は昨日に続いて寒風が吹き荒れている。その中を妻はさっき洗車に出ていった。ひさしぶりのMCC オフ会とあっては仕方あるまい。今回は美杉村さんのたっての希望で○福ぜんざいを食べることになっている。浦田の駐車場に10時集合というのに、車を洗い終わったら十分前になっていた。

あわてて支度をして出発。寒さに備えて、この前イタリア村で買ったばかりの革ジャンに手袋を持った。足回りは、ジャズドリームで買ったFoxfire製ウィンドストッパーという風を通さないという触れ込みのパンツで決めた。オープン走行用に買っておいたので、この日まではいたことがなかった。暖冬の今年は出番がないかと思っていたところへ、この冷え込みである。

屋根を開けると思ったより暖かい陽差し。風は強いが、走り出したら同じことだ。日が降りそそぐ車内は結構ぽかぽか陽気。風を通さないパンツは直射日光を受けて温かさだけを伝えてくる。想像以上の機能性である。あっという間に集合場所に着いた。駐車場にはすでに何台ものコペンが停まっていた。この日は全部で19台集まった。

お土産を配ってくれたので、よく見ると「札幌農学校」というクッキー。なんと、北海道から来ているという。一週間前にフェリーで小樽を出て、中国地方を回って、姫路からやってきたのだそうだ。今夜午前一時に舞鶴から出るフェリーで帰るらしい。今までも遠いところから来るものだなあと感心することがあったが、北海道からというのには驚きを通り越して感動ものである。

せっかく食べるのだから本店でということになり、おはらい町からおかげ横丁へ。甘いものは苦手な左党。ぜんざいを食べない仲間はそこらあたりを歩いて、コロッケやら天麩羅を食べ歩くことに。夢さんは、○天の「じゃがバタ」がたいそう気に入った様子。何でも祭り用のお守りを収めにいく用があるらしいアッチさんに引っ張られて神宮参拝に。久しぶりに参道を歩いた。こんなことならカメラを持ってくるのだったと後悔するくらいの空の色だった。

駐車場から朝熊山スカイラインを越えて鳥羽に出て、パールロードを走り、鵜方から帰路に着くという播磨コペン組につきあうことにした。峠道の好きな面々は剣峠越えで鵜方で合流することになった。

天気がよく、朝熊山の山頂からのパノラマは見事だろうと思ったが、強風にあおられて立っているのがやっと。それと寒さで、後から来る組を待つのは下にしようと車に乗った。のたりさんにそう伝えて鳥羽に降りたのだったが、パールロードまで走って展望台で待っていてもなかなか来ない。おなかもすいてきたので、レストランで昼食をとることにした。

季節限定メニューの牡蠣のドリアと、牡蠣と地味噌のクリームパスタを注文した。妻の許しを得てグラスワインをなめながら待つことしばし。出てきたパスタは、こってりとした味噌とクリームのコラボレーション。濃厚な舌触りに牡蠣の風味がマッチしたなかなかの一品。ワインとともに賞味しているところへのたりさんが登場。なんでも下で待つというのが、まちがって伝わったようで入り口の方で待っていたらしい。それで遅かったのか、と納得した。

「ところで峠道組から連絡あった?」と、訊かれて妻が携帯電話をチェックすると知らない番号から一件。電話はつながらないようなので、まだ山の中かな、と思ってもう少し後からまた連絡することにした。後から思うとこの時はたいへんなことになっていたのだった。そうとは知らず、北海道の花粉症は白樺の花粉だという話に「スギ花粉よりずっとオシャレだなあ」と、合いの手を入れたりしていた。

北海道に帰る呼鈴(コリン)さんたちが鵜方へ回らず、来た道を戻って高速から国道一号に乗るというので、鵜方で待っているはずの峠道組に行けなくなった由の伝言メールを打ち、帰途に着いた。パールロードを走行中に妻の携帯電話が鳴った。運転中なので代わってとると、峠道へ行った仲間からだった。なんでも剣峠で一人の車が動かなくなって、いろいろいじってみたのだけれど自走は無理という。のたりさんに連絡をというので、車を止め、後ろを走っていたのたりさんに携帯電話をそのまま渡した。

レッカーの手配やら何かがあるだろうというので、のたりさんは剣峠に急行するという。手伝えることがあるかもと我々も行くことにした。朝熊道を抜けるかと思ったのに、のたりさんは真っ直ぐ走る。ああ高速を使うのかと思っていたら、こちらの方が早く到着した。のたりさんは五分ほど遅れてやってきた。知り合いのレッカー車を頼もうと寄り道をしたらしい。途中で電話するとすでにレッカーで来るところだったらしく、しばらく待つことにした。

峠道に差し掛かろうとする道路脇にぽつんと銀色のコペンが待っていた。しばらくすると、二人はレッカー車に乗ってやってきた。顔を見ると元気そうなのでほっとした。仲間が一緒にいてくれてよかった。日の暮れかけた峠道では一人では心細かったことだろう。MCCの仲間は皆いい人ばかりなのでこういうときには安心だ。工場までついて行ってくれるというのたりさんに後を託して家に帰ってきた。

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