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DAYS OF COPEN
これがムカデ走行

 2005/8/28 青山高原

夏の予定を立てるとき、今年の8月をしめくくるのは、HCC名張青山ツーリングと決めていた。このまえ、伊勢志摩ツーリングを行ったHCCのメンバーの「夢」さんが、今度は自分の地元でも開催したいということで、ずいぶん前から企画してくれていたものだ。期日が近づくにつれ参加者の数が徐々にふえ当日は30名をこす大所帯となるはずだ。期待して出かけることにした。

集合場所は青山高原三角地点第二駐車場。時間は11時半。国道を走っても、9時に家を出れば充分だ。オーナーはめずらしく朝から車を洗っている。ぴかぴかになったコペンだが、かわいそうに横腹にこすった痕がついたままだ。二人の旅行中ニケの世話をするために帰省していた二男が、電信柱に接触してつけた傷だ。直しておきたかったが修理が間に合わなかった。

先は長い。トップは閉じたまま走り出した。R23号はほぼ平常通り流れていた。久居で進路を西にとり青山高原を目指す。少し走ると山の稜線に大きな風車が見えてきた。何度も目にしているが、近くで見たことはない。集合場所はあの傍だ。順調に走ってきたので、一時間ほど早く着いてしまいそうになる。喫茶店で時間をつぶそうにも山頂近くにそんな物があったかな、と案じていると、すぐに登り口に着いてしまった。

何のことはない。集合場所には十数台のコペンが並んでいた。「みんな早く来るよ」と妻が言っていたが、さすがに1時間も前では誰もいないだろうとたかをくくっていた。ほんとうに車が好きなんだ。何台かの車を取り囲んでいくつかの輪ができていた。早速幹事の夢さんに挨拶。ところが、覚えてくれてると思ってたのに名刺を渡されてしまった。

HCCの主宰者である肝心のハリソンさんたちが道をまちがえてまだ到着してないこともあって心ここにあらずの状態だったようだ。程なく連絡が入り、残りの半数も無事到着した。けれど、まだまだ新しい車がやってくる。先日の朝熊オフで一緒だったAさんやオフ会があると突如どこからともなく現れるTCCのBさんKさんコンビも次々と愛車を駆ってかけつけた。総勢35台。これだけ集まると駐車スペースはあっても、他の車は入ってこられない。入ってきてはUターンして帰っていく。悪い評判が立たなければいいが。

自己紹介の後、しばらく解散。せっかく来たのだから風車や山頂からの景色も楽しんで下さい、というのが幹事の気持ちだが、花よりコペンの人たちは、三々五々集まっては車談義に話の花を咲かせている。あまり詳しくない新参者は風車見物に向かうことにした。近くでみる風車は巨大だった。風のない日だったから実にのんびりした回りようで、あんなにゆっくりで電気が起きるのか、と不思議な気がした。

1時に再集合して比奈知ダムに向かった。35台のムカデ走りは壮観のはずだが、自分の前後数台くらいしか目には入らないものだ。165号線の信号で、やっと後ろに続く車の列を見ることができた。道行く人のあきれ顔が面白い。はじめは吃驚した顔がだんだん笑顔になっていくその変化が助手席だとゆっくり見ることができる。

ダムの堰堤下にある親水公園で川に足でも浸してもらおうと幹事は考えていたようだが、車の数が多すぎて駐車スペースが足らない。管理事務所の駐車場に詰め込んで、すし詰めコペンと相成った。それでも、ボンネットを開けては説明したがる人、車をのぞき込んでは、手を加えた部分について批評をし合う人ばかり。誰もダムなど見向きもしない。この人たちには駐車場さえあれば何もいらないのだということが分かってきた。

青蓮寺湖にあるログハウスで二時に遅い昼食というのが予定であった。ところが、二時ということで店の人は喫茶だけだと勘違いしていたらしい。食事の用意ができていなくて、先に到着したわれわれは何とかランチに間に合ったが、後の組は、その後二時間くらい食事にありつけなかった。その間も和気藹々、腹を立てることなく歓談しているのだから、いい人たちである。幹事の夢さんは後で不手際を陳謝していたが、なあに気にすることはない。車の話さえしていればご機嫌な人たちだ。みな充分楽しんだはずだ。

いろいろと企画してくれていたようだが、人数の多さが裏目に出たようで、時間も遅くなった。食事の後は自由行動。温泉好きのNさんは先に御杖に回ったらしい。曽爾高原もこの前行ったばかりだし、ニケも待っているから真っ直ぐ家に帰ることにした。帰りは運転を交代した。久しぶりにステアリングを握ったのでわくわくした。この車にはいろいろ楽しみが多いが、まずは走ることにつきる。

京都組はあの後、針テラスでお茶して帰ったらしい。帰宅したのは11時を回っていたとか。帰ってきてから掲示板の書き込みをのぞくのも楽しいものだ。次回は丹後半島一周の予定。食指は動くが、往復400キロはこえるだろう。どうしたものか、今から思案しているところである。

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