古市

近代的な伊勢をつくった偉大な人
「太田小三郎」展
平成27度 後期 特別企画展
2016/03/08

平成27度 後期 特別企画展
近代的な伊勢をつくった偉大な人「太田小三郎」展

 太田小三郎は古市の三大妓楼の一つ備前屋の主人で、近代的な伊勢の町づくりに尽くした人。敬神家で広い視野を持つ事業家であった。小三郎は明治19年に「神苑会」を結成し神宮の神苑整備に力を注ぎ、さらには倉田山の土地を買収し徴古館・農業館などの建設に携わった。一方開発事業においては、参宮鉄道(株)を創立して現在のJR参宮線の基礎を築いた。又宮川電気(株)を設立し市内に電燈を灯し電車を走らせるなど、その足跡はまことに大きく伊勢市民にとって忘れることのできない人物である。

 今回の企画展においては、事業の功績である徴古館や農業館などをパネル、写真などで紹介すると共に備前屋が「せり上げ式」の踊り舞台を考案した江戸時代の図面を初め、紋入りの盆・盃、小三郎の肖像画も同時紹介することで、小三郎が敬神家で偉大な事業家であったことを十分感じていただけるものと確信している。

開催場所:伊勢古市参宮街道資料館
開催期間:平成28年3月8日(火)~平成28年3月27日(日)
開催時間:9:00~16:30
  月曜日休館日(祝日のときは、その翌日)
  休日の翌日(ただしその日が日曜日は除く)
主な展示物:肖像画・踊り舞台組図・備前屋紋入り盆・盃・写真パネルなど