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garage147

 2006/12/10 マフラーカッター

147が来てから一年たった。誕生日のプレゼントを何にしようかと思っていたところ、アルファロメオのオフィシャルサイトにアクセサリーパーツがいくつか紹介されているのを見つけた。全部つけてしまってもいいのだけれど、それでは今後の楽しみがなくなるので、今回は革製のハンドブレーキカバーと、マフラーカッターをつけることにした。

11月の一年点検の際、右ドアのヒンジ部から出る異音がその日のうちには修理不能だったため、部品交換することになっていた。どうせまた四日市まで走ることになるのなら、その時につけてもらおうと思って電話で頼んでおいた。アクセサリーパーツはすぐに入ったのに、ドアの部品がなかなか入ってこなくて、結局12月まで持ち越しとなった。

朝からあいにくの雨。取り付けその他で最低でも一時間はかかるというので、昼までに終わってもらうには10時30分には工場に着かなくてはならない。高速を使って1時間少しで四日市まで走った。待っている間、K氏が相手してくれるのだが、さすがにずっとこちらの相手をしていてもらうのもかえって気を使う。ソファに座って用意してきた本を読んでいると、もう一人の営業担当者が話しかけてきた。

「何を読んでおられるんですか?」
妻が『僕と1ルピーの神様』の表紙を見せると、
「それ、面白いらしいですね。」と、言って自分が最近読んだ本の話をはじめた。外は雨。土曜日だというのに客は私たちだけである。車を売らずに油を売っていてもいいらしい。実際、こんなに暇でいいのかと心配したくなる。K氏の話では、出たばかりのスパイダーもあまり売れていないということだ。

正午近くになって、作業はやっと終わった。さっそく乗り込むと、ハンドブレーキの感触がちがう。黒い革に赤のステッチが利いたスポーティーなデザインで思った通りの仕上がりになっている。これで赤いステッチの入ったスポーツシートとバランスがとれたわけだ。シートもドアの内張も革製になっていると、他のそうでない部分がかえって浮いてしまう。ダッシュボードは「しぼ」の入った加工が施されて、うまく革とマッチするようになっているだけに、ちょっとしたところのプラスティック臭さが気になる。うまくしたもので、そういうところは、アクセサリー・パーツが用意されている。ただ、アルミのパーツが多いのが、少し好みとちがうところだ。

もう一つのマフラーカッターだが、雨の中ではゆっくり見ているわけにもいかず、さっさと乗り込んだのでよくは見ていなかった。後で見てみると、思いの外押し出しが強くて、車のイメージが少し変わった気がする。もともと、オリジナルのマフラーは素っ気ないほどのシンプルなもので、K氏も「マフラーだけは替える人が多いです」と話していたいわくつきのものだ。マフラー交換するほどのこともないので、マフラーカッターだけ装着することにしたわけだが、オーバル形のマフラーカッターは結構大口径に見え、威圧感が増した。

運転するとき前の車との間に距離をとるくせがある。レガシイに乗ってる時はそうでもなかったのに、同じ道を走っていても割り込まれることがふえた。赤のハッチバックだと思って、軽く見られるらしい。エンブレムは大きめなのに、アルファロメオといっても、今の人にはBMWやワーゲンほど知名度が高くない。フロントは結構アグレッシブな印象が強いのだが、リアはそれほどでもないのだろう。これで、割り込みが減るわけもないだろうが、もしかしたら、という気にさせるくらいの変化は出たような気がする。果たして効果はあるだろうか。

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