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DAY TRIPPER
スペシャライズド・シラス・スポーツ

 2007/5/15 自転車ツーキニストデビュー

朝、表通りに面した実家の玄関から自転車を出した。アルミとカーボンの自転車は嘘のように軽い。頭にはキャップ。革のリュックに鍵と最小限度の荷物を詰め、背中に背負った。少し早めに家を出たせいか、車がほとんど走らない道にむけて自転車を漕ぎ出した。

昔はやたら重いギア比で無理して漕いでいたものだが、最近は有酸素運動の理論とかで、いつも同じ程度の運動量になるようにギアを変えていくのが主流らしい。無理せず、適当に回転をさせていくよう気をつけて走る。とは言っても、往きは下り坂ばかりで、ほとんど漕がなくても加速がどんどんついて怖いくらいだ。国道に出ると、さすがに自動車の通行量も増え、車道を走っていると追い越されるたびに背筋が寒くなる。

自転車が加害者になる交通事故が増えてきて、自転車は車道を走るという原則線がより強くアピールされてきた。自転車用のレーンがないところでは、原則として路側帯のすぐ右を走らなければならない。いつもは、車ですっ飛ばしていた道を自転車で走ると、車は凶器という感覚がよく分かる。ふらついて、ちょっと右に出たらひとたまりもないだろう。しばらく走ったが、恐怖感から、歩道に乗り換えた。歩行者が誰もいないから許されるだろうという言い訳を考えながら。

しかし、歩道は歩道で問題があった。交差点になると、車道の高さに落とすために縁石が斜めに敷かれていて、通る度にガタンガタンと突き上げられる。歩道、車道、歩道と交差点が来るたびにスピードを緩めるためにブレーキを引かなければならない。車道を走っていれば、この操作は無用である。ロードバイクのようにヘルメットを着用して、車道を走るのがいちばんかも知れない。

しかし、国道以外の道は、車道を走っていても蒲鉾状で、道路の端は油断ができない。車がよくブレーキをかけるあたりでは道路がへこんで波打っている。サスペンションのないタイプを選んだから、路面の凹凸はよく拾う。ペダルに足を踏ん張ってサドルから腰を浮かして走ることで、なんとか乗り越えるしかない。

しかし、朝の澄んだ空気の中を自転車で走る爽快感は格別だ。平坦な道なら最高である。車とは違う自転車用の通勤路を探しながら、なんとかやっていこうと思っている。

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