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DAYS OF COPEN

 2008/3/16 トヨタ博物館

二月に開かれるはずだったHCCのオフ会が季節外れの大雪で流れたため、リベンジを期してのオフ会が刈谷で開かれることになっていた。思いの外大量のコペンが集まることになったため、会場が刈谷ハイウェイ・オアシスからトヨタ博物館の駐車場に変更になった。我がMCCの定例会もそれに合流することになった。

亀山でHCCと合流し、旧交を温める暇もなく刈谷に向かう。トヨタ博物館のある長久手に行くのに湾岸を走って東名に乗ると、かえって遠回りになるのだが、刈谷オフのリベンジという強い思いがHCC隊長ハリソンさんにあるために、一度は刈谷に集まる必要があるらしい。首を傾げていた夢さんも納得して、ムカデで湾岸を走る。

刈谷では名物の烏賊焼きを夢さんに相伴して、一路長久手へ。会場には、すでに12県下から170台近くの車が集まっていた。慣れというのは恐ろしい。初めのころは数台がムカデで走っても感動していたのに、たいして驚かなくなっている。開会式ではクラブ代表の挨拶があるのだが、急用で来られなくなったのたりさんに替わり、ニケママが挨拶。度胸がすわっているのか、うまいものだ。雲井ほかメーカの挨拶が終わると自由解散。MCCのメンバーはお目当ての博物館に向かった。

自動車ミュージアムとしては国内最大規模を誇るトヨタ博物館。一度来たかったところである。前にも来たことがある夢さんたちも、ご機嫌で見て回る。本館二階に欧州車。三階に国産車。開発順に展示され、トヨタ車以外にも一時代を画した歴史的な車は展示されている。東独のトラヴァントなど、ここ以外にどこのミュージアムで所有しているだろうか。

小さい頃にあこがれ見た車が、実車で展示されているのには、驚きと憧れが混じった妙な気持ちがする。セドリックのところで、写生大会で風景を描かずに車を描いていて咎められた話をしていると、夢さんが、「これ、家にあったよね」と話し出した。兄さんの夢路さんは、ホンダのS500のところにいたのだが、「これには乗ったことがある。」と、言い出した。中学生時代、町を走っているのを憧れて見ていたものだが、自分で乗るなどという、たいそれたことは考えてもみなかった。

父親の通勤手段は自転車であった。近所の他の家も同じようなものだった。田舎にいては、憧れでしかなかった車も実生活で体験していた同世代もあったのだなあ、とあらためて感慨深いものがあった。それにしても当時の車は美しい。MCCのメンバーは、コペン乗りというよりも車好き。「これ、ほしいなあ」というのが決まり文句であった。

なぜ、当時の車のように美しい車が作れないのだろう。2000GTはもちろんのこと、あのヨタハチでさえ充分に美しいフォルムを見せている。今の技術水準で、ニッサンのGTRがあのデザインというのが解せない。車が走るのは当たり前のこと。停まっていても美しい車に出会いたいと思うのである。


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