令和5年度 第24回特別企画展
国の登録有形文化財「麻吉旅館」と一級建築士「松月久和の世界」展
目的
「日本人の心のふるさと」といわれる伊勢神宮が鎮座する伊勢地方には、後世に伝えるべき歴史的建造物が数多くあります。その価値は、技術や意匠、地方的特色など多方面に見出されています。
一方、老朽化が進み維持管理が難しいことや、再開発など土地の効率的利用が求められることから、取壊しや改変が行われる建物も少なくありません。
そんな中、文化財として価値ある建物を保護するべく、力を尽くされたのが伊勢市在住の一級建築士・松月久和氏です。
松月氏は1995年、「三重県の近代化遺産」の調査を初とし、翌1996年に制定された国・登録有形文化財建造物制度により、2004年の「三重県近代和風建築総合調査」に携わり、伊勢市とその周辺地域の歴史的建造物の有形文化財登録に深く関わられました。
今回の企画展では、内宮と外宮を結ぶ参宮道沿いで創業200年以上の暖簾を守る麻吉旅館を中心に、近鉄宇治山田駅、伊勢河崎商人館、中山寺など、氏が登録に関わられた建物をご紹介します。松月氏の熱い思いと、ふるさと伊勢の歴史を彩った建物の魅力に触れ、郷土愛を育んで頂ければと思います。
場所
伊勢古市参宮街道資料館 [ 地図 ]
〒516-0034 三重県伊勢市中之町69
TEL/FAX 0596-22-8410
期間及び開館時間
令和5年7月4日(火)~8月6日(日)
9:00〜16:30 最終日は14:00まで
休館日:月曜日及び月曜日が祝日の時はその翌日
主な展示物
パネル・調度品など