平成26年度 後期 特別企画展「 御 師 」展
伊勢は神宮と共に発達した都市であり、伊勢信仰が全国的規模で普及するに従い、参宮客が各地より集まり活況を呈するに至りました。 その原動力となったのが御師(おんし)と呼ばれる人々で、江戸時代最も多い時には、宇治と山田の町を併せて900軒近くもありました。
御師は地方の檀家を巡り布教活動に務め、年に一度神宮に収める初穂料を集めに回りました。また檀家の参宮に当たっては、御師邸に宿泊させ、お神樂をあげる他、参宮者を神宮に案内したり、食事の世話などもしていました。 今で言う伊勢参宮のコーディネーターでありツアーコンダクターでもありました。
今回の後期特別企画展では御師が実際に使用していた調度品、御神楽の錦絵、パネル等を展示する事で往時の活気あふれる様子をご覧いただけます。
主な展示物 調度品、錦絵、パネル等多数