バターゲーム |
風が僕の洗濯物を乾かす 君は今日も 天気の様子をうかがい暮している まだ損なわれていない 新鮮な一日の始まり その朝の君 ねえ君 バターゲームをしよう 僕に出会う前の自信のある君を ゲームの中に投入れる パンの上で 熱い想いがトロリと融けて 君は思案顔になる 肌の綺麗なままの一日を 僕は黙って見ている いつも同じように時間が切れて 何かが無くなってしまうのも正しいけど どこかで時間がつながっているのも正しい だから君 天気の良かった昼下がりの若さの方向へ たまには 戻って見てはどうだろう |
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