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2005/6/1作成
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幸せ探しの旅 第三回

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第3回 出直しの高鴨神社 その3

高鴨神社で再び神様にフラれた私たちは「鴨を喰ったからか?」とすこし後悔しつつ、一言主神社へ向かいます。

一言主神社
一言主神社に到着です。
ココもいい感じの神社です。紅葉の季節なら参道も後ろの山も綺麗に燃えている事でしょう。


参拝をします。本殿の前にかなり無理めなご神木がありました。

大きなご神木
幹が地上2.5m辺りから突然爆発的に広がっています。
よく見れば大量の宿木のせいでこのような形になったようですね。しかし、重みのためか神木も傾いてきています。倒れないか心配ですね。


ここでおみくじを引きます。
ココには華おみくじと普通のおみくじが並んで置いてありました。
とりあえず、華おみくじを引きます。
しかし、華おみくじには吉方はかいてありませんでした。
ならばもう一つのおみくじを引きたい所ですが、「名前が違うだけで中身が同じだったらどうしよう」と不安がよぎります。
周りを見回すと、こんな物が目に付きました。

一言主神社のおみくじを結ぶ所
その名も「おみくじ社」
菊人形の原理でしょうか。もっとたくさんのおみくじを結べばすばらしいお社の出来上がりです。
なるほど、これなら木に結ばれたおみくじを全部解くような苦労をしなくても簡単にはずす事が出来ますね。
水ぶっかけてゴシゴシ洗うとか、火を…


もう一つのおみくじの中身を確認するために、このおみくじ杜に結ばれたおみくじをそっと拝見します。
ムリヤリ開いたり解いたりはしません。あくまでそっと見るだけです。

結んであったおみくじの中に「旅:南に行けばよし」という文言を発見。
「よっしゃ!」と意気込んでもう一つのおみくじを引きます。
一言主神社のおみくじ
初めに引いた”華おみくじ(右)”は33番で中吉でした。
次に引いた普通のおみくじ(左)も33番で中吉でした。この時の私の運勢はどう頑張っても中吉でしかありえなかったようです。
しかし、見た目は全く違うおみくじです。
待人:待ちなさい
恋愛:激情に身を任すと悔いを残します
縁談:神様におすがりし気長に待てば良縁を授かります
とにかく”待て”という事のようですね。
で、肝心の吉方は…
旅行:楽しみあり よし
・・・イヤ、そういう事が聞きたいわけでは無かったのですが…


今回もまた、神様はイジワルでした。
希望を持たせて突き落とすなど、なかなかできる事ではありません。
少々疲れが出来てきた我々は「今度こそ最後だぞ」と火雷神社に向かいます。

火雷神社
「ほのいかづちじんじゃ」と読むようです。強そうな名前です。
拝殿にまで上がって気がつきました。ここには社務所がありません。もちろんおみくじもなしです。



今回もはずれの旅となってしまったようです。さらに神社を探す気力はもうありません。
がっくりしながら拝殿から下りると、こんなものがありました。



華おみくじ 見た目
なんと大砲です。神社には似つかわしくない代物です。
説明文によると、この大砲は日露戦役の記念として明治政府より奉献されたもので「露国製加農攻守城砲」だそうです。
加農とはカノンの事で、露国製ということですから、日露戦争の戦利品というわけですね。
車輪は最近の物なので新しいですが、砲はいい感じに錆びていますね。
意外な物を目にして、すこし得した気分です。


結局、行き先が決まらないまま今回の旅も終わってしまいました。次回はどこから始めたら良いのでしょうか?
yoswi曰く「地名しりとりでは”ん”が付いたら前の場所に戻るから、もう一回橿原神宮でおみくじを引いたらいい」とのことですが、あきらめるのはまだ早いような気がします。
次回をどこにするか、書き込む段階でもまだ決まっておりませんので、次回のお題は未定です。。

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