特別企画

2005/6/1作成
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幸せ探しの旅 第三回

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第3回 出直しの高鴨神社

前回、1000m超の金剛山に苦労して登ったのにも関わらず、おみくじに吉方が無かった上に「ついでに」と寄り道気分で目指した葛城山が”えらい”山で散々だったこの”幸せ探しの旅”ですが、今回は平地ばかりの予定なので、yoswiの愛車「トロピカル・バナーナ号」で鼻歌気分で出発です。

あれに見えるは金剛山
西名阪・香芝インターで下りて、南に向かいます。
思ひ出深き金剛山が見えてきました。金剛山より低いどれかが葛城山です。



金剛山が遠くに見えてきた時、地図を見ていた杜川の目がある”モノ”を見つけます。
”葛城山ロープウェイ”
その言葉はつい最近の”ある出来事”を思い出させます。
前回、葛城山での屈辱を思い出した杜川は、目の前にそびえる金剛山と葛城山に借りを返さなければなりません。
というか、ロープウェイに乗りたくて仕方がありません。
という事で、予定を急遽変更します。
「yoswi君、リベンジだ!」

葛城山ロープウェイ
yoswiを説得して目的地変更です。
先月の自分に勝つために(?)、葛城山ロープウェイに乗って葛城山頂上に向かいます。
前回使った”正々堂々”という言葉は、杜川の心が広すぎる為か探しても探しても見当たりません。

ロープウェイは手軽で安心、しかも速いと来たもんだ。
あっという間に奈良盆地がはるか下界に遠のきます。

奈良盆地が手に取るようだ
わずかの1分でこの有様です。
これぞまさに近代科学の勝利ですね。


葛城山にも一応神社はありました。

葛城山天神社
"葛城山天神社"とあります。
鳥居をくぐってみれば、朽ちかけた賽銭箱とコンクリート製の建物が建っていました。
奥に本殿もありましたが、おみくじはありませんでした。
まあ、このくらいは想定の範囲内です。
一応、お参りだけはしておきます。


葛城山の頂上はまだ先なので、頂上を目指します。

途中で看板を発見しました。
葛城山なのに吉野山の看板
ココは葛城山の山頂付近。ナゼに吉野山…
そういえば、国道でローソンの手前に「サークルK ○km先にアリ」の看板があるのを思い出しました。
葛城山と吉野山はそんな感じのライバルなのでしょうね。

さあ、ついに葛城山頂上です。リベンジ完遂です。

葛城山頂上
一ヶ月前の屈辱を晴らす!その思いを持ち続けて数十分。ついに杜川の願いが叶いました!
もやがかかってよく見えませんが、バックは大阪平野です。


なぜか葛城山では鴨料理がおいしいらしく、売店やロッジの看板には鴨料理のメニューが載っています。
これから私たちが向かうのは「高鴨神社」です。神社の名前からして鴨に関係の深い、あるいは鴨に親近感がわくような神社であるがは予想できます。
そんな我々がここで鴨を食すのはちょっと気が引けますが、鴨料理に心惹かれているのも事実です。
よく考えれば、TVで牛やブタが焼き肉屋の宣伝をするくらいは普通です。なぜかカッパがすし屋の宣伝をするこのご時世なら、高鴨神社に参拝する前に鴨料理を食べるのもそう悪い事ではないでしょう。
まあ、聖地巡礼でイスラエルへ行くキリスト教徒が途中のガラリヤ湖で「ピーター・フィッシュ(”ピーター”はキリストの弟子にして第一の使途ペテロの事、ペテロがキリストの弟子になる前にこの湖で魚を獲っていたことから”ピーター・フィッシュ”と呼ばれている)」を食べるようなもの(本当です)だと思えばそう悪い事には思えないでしょう。

山掛け鴨丼 山掛け鴨タタキ丼

はっきりと名前は覚えていませんが、左が「やまかけ鴨タタキ定食」、右が「やまかけ鴨定食」だったような気がします。
「やまかけ鴨タタキ定食」を杜川が、「やまかけ鴨定食」をyoswiが食しました。
どんな味か一言で言えば…まあ、ニワトリとは違う味がしました。


忘れているかもしれませんが、本来の目的は神社です。

再びロープウェイで葛城山を下りて、高鴨神社に向かいます。

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