◇ゴールデンエイジ◇

■Golden Age 9〜12歳頃
神経系の発達がほぼ完成に近づき、形態的にもやや安定した時期ですから、動きの巧みさを身につけるのに最も適しています。
この時期は一生に一度だけ訪れる、あらゆる物事を短期間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた時期です。
また、精神面でも自我の芽生えと共に、競争心が旺盛になってくる時期です。
したがって、指導者は子供達に、クリエイティブな選手になる為に必要な要素=判断を伴う実践的で正確な技術=、つまりは「サッカーの基本」を身につけさせる事を心がけましょう。
ゲームを通して「基本」の必要性を理解させ、反復練習によって、サッカー選手として将来大きく成長する為の基盤を子供達に作ってあげることが大切です。
「ゴールデンエイジ」と呼ばれるこの時期には、プロが見せるような高度なテクニックも身につける事が可能です。
一度習得した技術は大人になってからもずっと身に付いています。
したがって、この時期に多くの技術を学ばせる事が、将来大きく伸びる為の大切なポイントとなるのです。
ところが、この時期は筋肉が未発達な為、強さや速さに対する体の準備は出来ていません。
ですから、スピードや力強さを要求するのではなく、大人になっても必ず残る財産とも言える「技術」=ボールをコントロールする、精度の高いパスを出すなど=を身につけさせるよう心がけます。
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