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2007/6/1作成
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幸せ探しの旅 第十三回

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第13回 一年ぶりに再開

皆さんお久しぶりです。覚えてらっしゃいますでしょうか?一年前に突然休止してしまった「幸せ探しの旅」。
祖母がなくなってから一年が過ぎ、ようやく再開となりました。これからは年三回程度で更新を行っていく予定です。

さて、一年前に諏訪大社で西も東も良しと出たので、我々は長野県より西に向かいます。京都に行けば有名な神社が多いので結構楽しめるのですが、いきなり長野県から京都では無理があります。
そこで旅の当初より目をつけていた滋賀県の神社に向かいます。

長浜港の大きな船
というわけで、現在我々は港におります。
海の無い滋賀県で港といえば・・・そう、当然琵琶湖です。
琵琶湖の東岸にある長浜港にきております。
チケットを買って港に行くと、大きな船が我々を迎えてくれています。
コノ船、一体どうやってココまで持ってきたのでしょうか?


「でっかい船!」と感心しつつ歩いていこうとすると、係の方に「あ、船はそっちじゃありません。こっちに来ますから」と別の岸壁に誘導されました。

観光船が来た、結構小ぶり
しばらくすると、沖から船がやってきました。
先ほど見た船の1/4もありません。はっきり言って期待はずれです。
しかし、杜川の地元の定期船に比べれは一回り大きいので乗り心地はよさそうです。


船に乗って30分ほどで目的の島「竹生島(ちくぶしま)」に到着です。
竹生島は琵琶湖の北部のほぼ真ん中に浮いている島で、周囲はおよそ2kmとかなり小さい島です。

港からみた竹生島
港から上陸しました。
竹生島は観光の島で一般の人は住んでいません。宝厳寺というお寺と竹生島神社が建っているだけです。
船は往復三千円ほどで入山料は無料ですが、入島料400円が必要です(と、お寺のHPに書いてあった)。



寺と神社が港近くの斜面にへばりつくように建っているため、移動はほぼ階段を上り下りする事になります。

階段ばかり どこまで行っても階段ばかり
島に上陸していきなり階段です。
参拝ルートとしてまず宝厳寺、次に竹生島神社となっているようですが、宝厳寺に行くには階段をひたすら登って山のてっぺん近くに行かなければなりません。
はっきり言ってしんどいです。


やっとこさ宝厳寺に到着です。
宝厳寺は聖武天皇が作ったお寺で、弘法大師や豊臣秀吉とも縁が深いお寺だそうです。

宝厳寺
思ったよりも大きな建物です。
参拝して竹生島神社に向かいます。


神社に向かう途中でさらに上に向かう階段を発見、杜川の性格上つい高いところを目指してしまいます。
登った先には三重の塔がありました。

三重の塔
素晴らしい木組みです、何がどうなっているのか全く分かりません。
この手の建物を作る大工さんはすごいですね。
しかも鮮やかな朱色です。
最近塗りなおしたのでしょうか?


急な階段を下りて神社に向かいますが、途中観音堂を通り抜けていかなければなりません。
別に通るのがイヤというわけではありません。ただ、お寺と神社が併設されているのは良く見るのですが、お寺の建物を通り抜けて神社に行くというのはちょっと珍しいのではないでしょうか?


観音堂入り口
下りの階段からみえる景色です。船着場が見下ろせます。
あの船着場から階段を登って宝厳寺に行き、下って神社に向かう──この画像で、島の中の狭い範囲にこれらの建物が建てられているのが分かっていただけると思います。
左に見えるのが観音堂の入り口です。

観音堂を通り抜けて木造の廊下を通ります。
パンフによれば、この廊下は秀吉が手持ちの船の材料を使いまわして作らせたそうです。

廊下
「国宝 舟廊下」と書いてあります。
しかし、この千社札の数の多いこと、国宝に対してこれは良いのでしょうか?
床の節穴から下を除くと、この廊下が意外と高いところを通っているのが分かります。
多少耐久性が心配です。

さて、廊下を抜ければ本来の目的地、竹生島神社に到着です。



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