Ｑ.1 エフ ヘアーは美容室（パーマ屋）？理容室（床屋）？

A. どちらでもありません、又両方です。性別なしのユニセックスサロンです。
私の先代（父母）がエフ　ヘアーが生まれる前、同じ場で理容店を営んでおりました。
新しく生まれたエフ ヘアーは美容室と理容室を合体融合させました、
新しいカテゴリーのユニセックスサロンです。


Ｑ.2 男性のお客様が多いようですがどうして？

A. エフ ヘアーが生まれる前、先代が理容店を営んでいた為、
その時からの既存のお客様がご来店して 下さっております。
また、シェービング（フェイスケア）のメニューがあるため、男性のお客様に好評です。


Ｑ.3 予約はしたほうがいいの？

A. 出来ればして頂いたほうが確実です、完全予約制ではないので、
空いていればフリーでもできます 予約優先でさせて頂いております。


Ｑ.4 車で行きたいのですが、駐車場はありますか？

A. はい、ございます。当サイト内の地図でご確認下さい、
またわからない場合は店頭でもご案内致しております。
駐車場の不便は当店の課題です、
ご不自由をお掛けしておりますが何卒宜しくお願いします。

Ｑ.1 「縮毛矯正」と「カラー」は一緒に出来ますか？

Ａ 「縮毛矯正」終了後、当日はシャンプーが出来ないので、施術後にするヘアーマニキュア・トーンダウン・白髪染めは出来ませんが、トーンアップやウィービング等は出来ます。（一緒に出来るものと、出来ないものがありますので、詳しくは、ご来店の上、スタイリストとご相談下さい）


Ｑ.2 「縮毛矯正」と「カラー」が一緒に出来ない時はどっちが先？期間はどの位空ければ大丈夫？

Ａ カラーの色落ちを防ぐ為、「縮毛矯正」を先に施術することが多いようです。
期間は、1週間以上、後は、髪のダメージ等によりますので、
詳しくは、ご来店の上、 スタイリストとご相談下さい。


Ｑ.3 「縮毛矯正」と普通の「ストレートパーマ」とはどう違うの？

Ａ 「縮毛矯正」は、クセ毛を伸ばしますが、「ストレートパーマ」は、基本的には「パーマ」を落とす場合や、ゆるくクセをおさえたい場合や、ふくらみやすい毛をボリュームダウンさせるものなので、クセが強い場合は、伸びないこともあります。


Ｑ.4 「縮毛矯正」や「ストレートパーマ」は、何ヶ月持続するの？

「縮毛矯正」は、大体４ヶ月位で、「ストレートパーマ」は、大体２ヶ月位です。
（※多少、個人差があります）


Ｑ.5 「縮毛矯正」は、何時間かかりますか？

シャンプー・カット・ブロー込で、大体２時間半〜３時間位です。
（※クセが強い方・髪が長い方・髪の量が多い方は、上記より少しお時間がかかる事もあります）


Ｑ.6 現在、パーマがかかっているのですが、まっすぐになりますか？

ほとんどのウェーブスタイルが、まっすぐになります。
しかし、強いスパイラルパーマや、ねじりパーマ等の場合、１回の矯正では、ストレートにならない場合があります。詳しくは、ご来店の上、スタイリストとご相談下さい。


Ｑ.7 縮毛矯正をした後は、直毛のまま？それともホットカーラーで巻けば、カールがつきますか？

「縮毛矯正」施術当日から、2〜3日は、巻かない方が良いですが、それ以降は巻いて頂いて大丈夫です。ほとんどの場合、カールをつけることは可能ですが、髪の太い方等は、巻いてもカールがつかない場合があります。詳しくは、ご来店の上、スタイリストとご相談下さい。


Ｑ.8 他の店で縮毛矯正をしたのですが、大丈夫ですか？

基本的には、髪が生えてきたところを矯正するので、大丈夫です。
以前、矯正しているところは、トリートメントで、ダメージをカバーするので、出来る限りダメージを抑えられます。


Ｑ.9 縮毛矯正をした後に気をつけることは？

�@縮毛矯正をした当日は、シャンプーをしないでください。
　 （出来れば、2〜3日はシャンプーをしない方が、効果が持続します）
�Aシャンプー後は、ドライヤーで、しっかり乾かして下さい。
�B2〜3日は、髪をピンで留めたり、耳にかけたりしないでください。
�Cシャンプー後、しっかりトリートメントをすることにより、毛先や表面の痛みによるおさまりの悪さを防ぎます。

デジタルパーマ　Ｑ＆Ａ

Ｑ 1 デジタルパーマに合うヘアスタイルは？

Ａ ミディアム以上でレイヤーが入っていて、ある程度毛量調整をしているようなヘアスタイルや巻き髪風スタイルがマッチします。ルーズなウェーブヘアーもピッタリです。


Ｑ 2 デジタルパーマで強めのパーマスタイルはできますか？

Ａ 巻き髪風スタイルやゆるめのウエーブが適しています。例えばカーリーやハードなウエーブはできません。


Ｑ 3 かなり傷んでいるのですがデジタルパーマをかけられますか？

Ａ ダメージ度合いによります。毛先がチリついていたり濡らすだけでコシがない状態では無理でしょう。ご相談ください。


Ｑ 4 ショートヘアでもできますか？

Ａ ショートでも髪の長さが10センチ以上あればできます。ショートヘアーのゆるいクセ付パーマは出来ます。ショートヘアでクルクルは無理ですが、ピンピンの髪が手ぐしでサット流れるような簡単セットのブロースタイルに出来ます。


Ｑ 5 根元のボリュームは出せますか？

Ａ 根元を立ち上げたり、根元を方向づけたりはできません。ただ、毛先にゆるくかけても全体にふんわりボリュームが出ますので短かめの髪がぺったんこになる方にはよいと思います。


Ｑ 6 デジタルパーマの持ちはどれくらいですか？

Ａ 髪質やダメージにもよりますが、従来からあるパーマと比べれば２〜３倍とかなり持ちはいいです。ただ、縮毛矯正やブリーチなどでコシの抜けた髪は早く取れてしまうようです。


Ｑ 7 デジタルパーマは自然乾燥にしても巻き髪になるのですか？

Ａ デジタルパーマは、何もしなくっても巻き髪になるパーマではありませんのでお間違えなく！カールを出すには、指でかる〜く 2〜3回ねじってドライヤーで乾かします（あまりグリグリまわすとかえって真っ直ぐなってしまいます）。ある程度乾いてきたら手のひらでカールを持ち上げるようにしてドライヤーをあててください。この方法で乾かせば巻き髪風になります。



Ｑ 8 デジタルパーマとヘアカラーは同じ日にできますか？

Ａ 最低1週間はあけてください。ただし、施術箇所が重複しなければ大丈夫です。例えば根元の伸びたところだけをカラーして毛先にカールをつける場合はできます。


Ｑ 9 夜にシャンプーして自然乾燥させて翌朝ドライヤーをかけてもいいですか？

Ａ 寝癖がついていたりカールがのびきっている状態だとドライヤーが効かないので髪を濡らしてからにしてください。


Ｑ 10 クセ毛ですができますか？

Ａ 長さが十分あれば可能です。癖が強くボリュームが出る場合は根元部分に縮毛矯正をしデジタルパーマをかけます。


Ｑ 11 肌が弱いけれどだいじょうぶですか？

Ａ 薬液を頭皮に付けないので大丈夫です。事前にお申し出くださればよりいっそう注意をはらって対処いたします。

Q. 毛髪縦裂症について教えて下さい。

A. 裂毛の中でも特に重症タイプで、男性よりも女性の方に多くみえます。症状は、毛髪の先の部分が縦に裂けたものが一般的だが、ひどい毛髪縦裂症になると、髪の毛全体が更に細かく裂けて羽毛のような状態になってしまいます。原因が湿疹や脂漏、白癬などの頭部皮膚疾患や貧血、熱症疾患などの場合は医療の範疇だが、毛髪縦裂症はパーマやヘアダイ、ブリーチ、過度のブラッシング等が原因で起こることもあります。原因が特定できた時はこれを止めヘアクリームなどで保護することが大切です。


Q. 休止期毛について教えて下さい。

A. 別名クラブヘアとも呼ばれている毛周期のサイクルで休止期にある毛髪のことです。すでに寿命が来ている髪のため、軽く引っぱったりコーミングやブラッシングをしただけで抜けてしまいます。シャンプー時に自然に抜け落ちる髪の毛もこの休止期毛で、毛根部分はスーっとした棒状になっているのが特徴です。通常、頭髪全体の１５％は休止期毛と言われています。


Q. 毛包炎について教えて下さい。

A. 毛包に化膿菌が入って起こる炎症で赤い小さな丘疹が見られ痛みも伴います。炎症が毛包の周囲や奥のほうに及ぶと堅い結節ができ中心の毛包部は壊死を起こします。


Q. しらがについて教えて下さい。

A. 毛髪中のメラニン色素がなくなって白色化した髪で白毛症とも呼ばれています。しらがは、毛球での色素を作る能力がなくなってしまうために起こる現象ですが、最近の研究では白髪の毛球には色素細胞そのものが消失していることが分かっています。白髪は、熱性疾患、虚弱性疾患、神経疾患、精神的なショックなど様々な原因で二次的に生じることもあります。白髪の予防や回復は、現段階では特定の病気による場合を除いて難しいため、白髪染めなどがその役割を果たしていますが、頭部のマッサージによる血流改善は、予防面では有効な場合もあります。


Q. 毛周期について教えて下さい。

A. ヘアサイクルとも言われています。毛髪は一本の毛が一生伸び続けるわけではなく、その毛髪の寿命が終わると自然に抜け落ち、一定の期間を過ぎると同じ毛孔から再び抜けたものと同一の髪が生える仕組みになっています。この「毛髪の一生」ともいえる成長→休止→脱落→新生というプロセスの周期を毛周期と呼んでいます。人間の毛包は一本一本この毛周期が異なり、ずれているため、頭部全体が一度に抜けて落ちてしまうことはなく全体としては常に一定の本数を保っています。頭髪の毛周期は一般的に３〜６年と言われ、このうち「成長期」が最も長く３〜５年、「退行期」が最も短く数週間、「休止期」は数ヶ月となっています。


Q. 縮毛について教えて下さい。

A. 毛髪の全体または一部が波状とか渦巻き状に縮れた状態のことです。日本人では直毛が一般的ですが黒人には縮毛のほうが一般的です。縮毛の特徴はもう毛根部が弧状に湾曲しており毛幹も断面部分が楕円形直径の短い方向に曲がっていることです。この短径と長径の比が小さいほど縮れの程度は大きくなります。縮毛は毛髪中の２種類の毛皮質が偏在しているためと言われます。


Q. 硬毛について教えて下さい。

A. 頭髪の硬質タイプをいう場合と、毳毛と同じ意味の軟毛の対義語として使う場合があります。頭髪、眉毛、鼻毛、陰毛など太くて硬く色も濃い毛のことを示します。


Q. 結毛症について教えて下さい。

A. 過度のコーミングや無理なブラッシングを続けていると髪の毛は様々な損傷を起こすが毛髪の中央から先端の方にかけて結び目が出来た状態を結毛症と呼びます。結毛症になった毛髪は折れやすくなり、時には結節性裂毛を起こすこともあります。


Q. ポーラスヘアついて教えて下さい。

A. 多孔性毛（たこうせいもう）のことです。ポーラスには｢穴が多い｣という意味があります。毛髪は激しい損傷を受けると毛小皮が剥がれてその内側にある毛皮質が露出してしまいます。この状態の毛髪からは内部の｢間充物質｣が空洞化してしまいポーラスヘアとなります。つまり重症の損傷毛がポーラスヘアです。髪はポーラスヘアになると中がスカスカ状態のため吸水率が異常に大きくなる一方保湿性は著しく低下するので乾燥毛になってしまいます。表面のツヤがなくなるだけでなく強度も弱いため断毛しやすくなります。


Q. 皮脂について教えて下さい。

A. 皮脂腺から皮膚の表面に分泌され脂質のことです。分泌された皮脂は汗と混じり合って皮脂膜をつくり皮膚や毛髪の表面を覆ってしまいます。皮膚の分泌はホルモンによって支配され男性ホルモンによって抗進、卵胞ホルモンによって抑制されます。分泌量は男性の方が多く女性は男性の約８割強といわれています。また、性別だけでなく年代や気温などによって分泌量は異なります。いわゆる年頃になると男女とも性機能が発達するため皮膚の分泌量は多くなりますが老年になると一般的に減ってきます。温度別では高温になると分泌量は多く寒くなると逆に減少します。分泌量は個人差も激しく多いと脂性肌、少ないと乾性肌などと呼ばれています。


Q. 皮脂膜について教えて下さい。

A. 皮膜の表面に分泌された皮脂と汗が混合した薄い膜で毛髪や皮膚の表面を覆っています。皮脂膜の中の脂質、水分、酸性物質などは、皮膚や毛髪を保護する役目を果たしている他に次のような作用をもっています。
�@毛髪や皮膚に光沢を与え滑らかにします。
�A毛髪中の水分の蒸発を防ぎます。
�B病原微生物による感染を防止します。
�Cアルカリ性物質による皮膚障害を防止します。
�Dコーミング等による摩擦を軽減します。
一度出来た皮脂膜は、シャンプーによって落ちてしまいますが、皮膚分泌は絶えず起きていますので数時間もすると再び新しい皮脂膜が出来て皮膚の表面を覆うようになります。


Q. フケ対策のポイントについて教えて下さい。

A. まず、一つはこまめなシャンプーです。普通、シャンプーして３〜４日経過するとフケがたまってきて地肌が痒くなってきます。この為、フケ症にならない為、最低１日おき出来れば毎日シャンプーするのが理想的です。もう一つが、頭皮の清潔保持です。シャンプーの頻度も関係しますが、不潔もフケ症になる原因です。頭皮に細胞が繁殖しないよう皮脂の分解による刺激物の生成を防ぐことが大切です。フケ取り用のシャンプーやヘアトニック、育毛剤には殺菌剤が含まれています。最後は、汗と皮脂の排出です。効果が大きいものとしてスチーミングがあります。水蒸気によって皮脂の粘度が低下し毛穴も拡大されるので汗と皮脂の排出が促進されます。


Q. フケについて教えて下さい。

A. フケとは漢字で｢雲脂｣と書き、表皮角質層から剥がれ落ちた片のことです。表皮細胞の角化現象によって生じまわりには皮脂と同様、フケの発生度合いも季節や性別、年代などによって異なります。汗をかく機会が多く、角質層の水分量の多い夏は、一般的にフケが出にくいが、皮膚が乾燥しやすい冬は逆に出やすいです。また年代的にみると、小さな子供は少ないが、皮脂腺が成熟する１０代後半から２０代前半にかけては多いです。しかし、これを過ぎると徐々に減っていきます。性別では男性の方が出やすく、平均で女性の３倍とも言われています。フケは、通常ごく細かなものなのでほとんどの場合気がつきませんが異常に多く出て目立った状態になると｢フケ症｣と呼ばれます。脂分や水分が少なくあられのようにパラパラ落ちる｢乾性｣タイプと水分が多いために｢ボタン雪｣のようにねっとりとした感じの｢脂性｣タイプがあります。過度のフケは脱毛の原因ともなります。


Q. 汗について教えて下さい。

A. 汗とは汗腺から出る分泌物のことです。汗には大きく分けてエクリン腺から出る「エクリン汗」と、アポクリン腺から出る「アポクリン汗」の２種類ありますが、一般的に汗という場合は全身の皮膚に分布しているアクリン汗腺から出るエクリン汗のことを示します。汗の成分は大部分が「水」で残り0.5〜１％ぐらいが塩化ナトリウムなどの無機塩や尿素・乳酸・アミノ酸といった固形成分で構成されています。汗のＰＨは約5.5〜6.5の弱酸性で、一般的には女性の汗の方がＰＨはやや高めです。このＰＨが高くなってアルカリ性に傾いてくると細菌・カビなどが繁殖しやすくなります。１日当たりの発汗量は成人でだいたい0.5〜0.8リットルといわれていますが、気温や運動量によって大きく左右されます。真夏の炎天下で重労働をすると１０リットルかく場合もあります。


Q. 吸水性（吸湿性）について教えて下さい。

A. 正常の毛髪は、水につけておくとその水を給水します。この性質を｢毛髪の吸水性｣と呼びます。給水する場合は、正常毛の場合その毛髪重量の３０％といわれ、長さも１〜２％、太さは１５〜１７％増えます。正常毛が水分を吸収するのは、毛皮質の親水性によるもので毛皮質の空孔と呼ばれる穴に水が浸入して起こります。損傷によって保水性が低下した乾燥毛の吸収量は正常毛に比べてかなり多くなります。正常毛の水分含有量は空気中の湿度変化によって変わりますが｢毛質湿度計｣は、この性質を利用したものです。


Q. 毛髪の帯電性について教えて下さい。

A. 髪の毛は他の物体との摩擦によって静電気を帯びる性質があります。ナイロン製のブラシなどでブラッシングすると、ブラシに髪の毛がまとわりついたりチリやホコリも付着しやすくなります。また、髪の毛どうしは反発し合ってまとわりが悪くなります。これは、コーミングの摩擦によって毛髪はプラスにブラシはマイナスに帯電するためで毛髪が乾燥しているほど帯電性は強くなります。また、損傷のひどい髪の毛ほど帯電しやすい状態になります。帯電防止効果をうたったヘアリンスやヘアートリートメントには、陽イオン界面活性剤が配合されています。

●脱毛について

脱毛が自然な老化の一部として認められている一方、毛髪の手入れや治療など、現代の高度な選択肢によって、私たちは見た目をコントロールできるようになってきました。脱毛を予防することで、あなたがもっと素敵に見えるよう、より多くの選択肢が利用できるようになっているのです。 　ある調査では、脱毛経験のある男性の間では、「毛髪が少なくなると魅力的でなくなる」と感じたり、「落ち着かない」気がしたり、あるいは「男性としての最盛期を過ぎた」と感じることが共通していると報告しています。こういった感覚はすべて、ストレスや不安感にもつながっています。しかしながら、『適切なケアを行えば、脱毛を止めることができ、見た目も気分もよくなる』という最新のニュースは、脱毛で悩む男性を勇気づけてくれます。


●何故、脱毛するのでしょうか？

男性の脱毛の約95パーセントは、壮年性脱毛症(男性型脱毛症)と呼ばれる遺伝的な状態によって引き起こされます。この状態の毛包をミニチュア化毛包といいます。通常は、毛包が大きく深く成長することで、太い毛髪が生まれますが、ミニチュア化毛包では、毛髪として見える部分が細く短くなるだけではなく、頭皮の下にある毛根を包んでいる組織(＝毛包)が浅く小さい状態になっています。 　脱毛が始まる過程は個人差があります。20〜30代に抜け毛に気が付き始める人が大半ですが、早い人では10代に始まったり、晩年に始まる人もいます。 　脱毛の遺伝については、父方・母方の両方の家族から脱毛の遺伝子を受け継ぐことが一般的的な確信となっていましたが、科学的な研究では母方には関係ないことが証明されました。あなたが持っている最良の指針は肉親です。あなたの家族が脱毛を経験していれば、危険性は高いでしょう。アメリカでは4500万人を越える人が、抜け毛や脱毛に悩んでいます。決して、あなた一人ではないのです。


●なぜ抜け毛が起こるのでしょうか？ 　

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)は遺伝、ホルモンおよび年齢によって引き起こされます。それは、毛包のミニチュア化減少の進展と毛髪成長サイクルの短期化に結びつきます。成長期の毛包が充分に成長せず、早く退行期・休止期に移行して、毛包は小さくなり徐々に薄い髪の毛しか発育しなくなり、やがて成長が止まってしまうのです。 　どんな年齢の人にも起こりえる正常な抜け毛があるということを、理解することも重要です。頭頂には平均で約100,000の毛包があり、この数は通常年齢とともに減少します。毎日50〜100本の抜け毛はきわめて正常です。

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)の他に、次のような種類もあります。

●円形脱毛症

壮年性脱毛症(男性型脱毛症)の脱毛と異なり、円形脱毛症は短期間に脱毛します。自己免疫障害（毛包が発毛を止めてしまう)が原因で起こるといわれています。症状としては、部分的に脱毛し、その箇所の毛が完全になくなるのが一般的です。国立円形脱毛症研究所(National Alopecia Areata Foundation)では、推定400万人の男性、女性および子供が、この種の脱毛で悩んでいると報告しています。

●テロゲン

不意に脱毛が生じる一時的な症状で、壮年性脱毛症(男性型脱毛症)のように見えます。一般的に、手術や病気などのストレスによってシステムに異常が起こることによって生じます。

●毛髪と毛包についての理解

人は皆、約100,000の活発な毛包をもって生まれてきますが、この数はこれ以上増えることはありません。実際、その数は通常60歳までにおよそ2分の1に減少してしまいます。

毛包は、頭皮の真皮内で毛根を包み、毛髪の成長をつかさどる組織。
健康な毛包は強く濃く、有色の髪の毛を生みます。
毛髪は１カ月で約1・の割合で成長します。(毛髪の成長率には個人差があります。)

●毛髪の成長サイクル

健康な毛包は、生涯にわたって成長と休止を繰り返します。ある一定の期間は、毛包の10〜15%は休止します。その後、2〜6か月の間休止した後に髪は抜け落ちて、正常な成長サイクルを繰り返して、新しい髪の毛を生みます。

成長期間・毛包は2〜6年間成長を続けます。
休止期間・ 毛包の10〜15%が2〜6か月間休止します。休止期間の終わりに、毛包は古い毛を落とし、再び成長期間へと入っていきます。

●遺伝的な脱毛

遺伝的な脱毛を経験する人は、毛包が浅く小さい状態になっています。この状態の毛包をミニチュア化毛包といいます。

ミニチュア化毛包は、毛髪サイクルの成長期間が短いため、毛髪の部分が細く短くなり、抜けやすくなります。やがて、髪の毛を全く生まなくなり、毛包は死んでしまいます。
※一度脱毛が始まれば、それは自然なプロセスで進行していきます。 　

Q. シャンプーと抜け毛の関係について教えてください。

A. シャンプーをすると毛が抜けるから、なるべくシャンプーはしないという人がいます。
この方のご質問は多分このようなことを指しているのだと思います。
結論から言えばシャンプーをしたために抜け毛が増えるということはありません。
むしろ抜け毛を防ぐためにはシャンプーをして頭皮を清潔にすることが大切なのです。
特別な事情がない限り､毎日あるいは、少なくても2日に１度はシャンプーしたいものです。
皆さんはヘアサイクルをご存知だと思います。人によってその数に若干の違いはありますが､
毛は毎日70本程度は抜け落ち､その分が別の毛穴からまた生えてくることを繰り返しています。
生えつづけていた毛の毛根も時期がくると休止期に入って毛を作ることを止め､
徐々に皮膚の外へと押し出されていきます。
そして約３ヶ月ほど経つとその毛は自然に抜け落ちてしまうわけです。
生えつづけているときには70gほどの力でやっと抜くことの出来る毛も、
最後には風に吹かれただけでも落ちてしまうような状態になります。
ですから間もなく抜けるところまできている毛はちょっとの力、
たとえばシャンプー､ブラッシング､コーミング程度の力で簡単に抜けてしまうのです。
数日に１度しかシャンプーしない場合には、その数日分がまとまって抜けるため、
驚くほど多量になるわけです。抜けるのがこわい、だからシャンプーしない、
たまにシャンプーすると多量に抜ける、
それがこわいからシャンプーしないといった悪循環が見受けられるのです。

それでは正しいシャンプーの回数はどれ位かというと、
もちろんそれは頭皮の状態によって異なりますが､
原則としては毎日１度のシャンプーが望まれます。
しかし頭皮にあまり脂のない、いわゆる乾燥肌の場合は、
シャンプーによる油分の取り過ぎが原因で皮膚炎の発生をみることがあります。
このような人の場合にはその肌の状態に応じて2日に１度、
あるいは3日に１度の割合で行ないます。 そしてシャンプー時にもつとも注意する点は、すすぎを十分することで、 シャンプー剤が肌に残らないようにします。 何れにしてもご質問のように、シャンプーのために脱毛が起こることはありませんので､ 安心して洗ってください。


Q. 小学校3年生の女子で、学校の行き帰りにヘルメットを被っています。このために髪の毛が傷むようなことはないのでしょうか？

A. ご質問のお母さんに、一応お子さんがヘルメットを被っている時間とヘルメットの重さをお聞きしました。
それによりますと、被っている時間は1日約20分くらい、ヘルメットの重さはよくわからないけれど、
プラスチック製でとても軽い、そして頭に直接触れないように中に布が張ってあるし、
また風通しのために小さいけれど穴が４ヵ所開けてあるというのです。
ヘルメットは大きめで、被ったときもゆったりしているそうです。
「続けていても髪の毛には影響ありませんから全く心配いりません。」とお答えしました。

今回の場合のように、帽子なら別にたいしたこともなく済むわけですが、
このような外からの影響で毛が抜ける心配のあるものに圧迫性脱毛症があります。
重いカツラを着けたり、頭の一ヵ所を長時間強く押し付けていたりすると、
その部分の皮膚に異常を生じて毛が抜けてしますことがあります。
これを圧迫性脱毛症と呼び、結婚衣裳のカツラとか、
手術時に頭を強く固定する時などに見られることがあります。

それから、これは外力ではありませんが、汗をかきやすい時などは頭皮が不潔になり、湿疹もできやすく、そのために抜け毛が多くなることがありますから注意してください。特に帽子やヘルメットを被ると余計に汗をかくことになりますから、頭皮は常に清潔にするように心がけなければなりません。


Q. シャンプーを変えたら抜け毛が増えたような気がします。

A. 健康な髪は平均して、男性で１日約１００本近く、女性では１日に約６０〜７０本が自然に抜けています。これらの抜け毛は、髪の中に残っていることも多いので、そうした抜け毛がたまたま洗髪時に流れ落ち、その量に驚くこともあります。シャンプー前にブラッシングして髪を解きほぐし、抜け毛を取り除いておくと良いでしょう。

シャンプーを変えても抜け毛が増えるようなことはありません。
これは季節や体調の変化、ストレスなどの影響で抜け毛が増えることがありますので、
シャンプーを変えた時期と、何らかの原因で抜け毛が増えた時期が偶然重なったということが考えられます。ヘアダイやパーマなどが原因で髪が抜けるような場合には、数週間前に、頭皮に激しいかゆみ、カブレ、腫れなどの症状が現われるのが普通です。 そのようなときは、ただちに使用を中止し、皮膚科専門医に相談してください。


Q. 育毛剤を使っていて、かゆみやフケが出てきたのは、脱毛が治る前兆だといわれましたが本当でしょうか?

A. 育毛剤には血行を促進して、毛根の活力を高める作用のある成分が配合してあります。例えばトウガラシチンキ、ニンニクエキス、センブリエキスといったやや刺激性のある成分や､血管拡張作用のある塩化カルプロニウムやビタミンＥなどもよく使われています。もちろん、刺激があるといっても､カブレを起こしたり、湿疹ができたりするほどの量は配合しませから、安心して使うことができるのです。

しかし、人は何か変わったことが起こると、それを自分に都合のよい方に解釈したがるもので、なかなか効果のはっきりしない育毛剤も、周囲の人と違う状態が生じると、なにか効き目がでてきたように思えるのかもしれません。それが今回質問のあった、かゆみ、フケに当てはまることで、実際には効果どころかに悪い方に向かっているのです。おそらく軽い皮膚炎を起こしていると思われますから､そのまま続けるとさらに症状は進行して、かえって抜け毛を助長する羽目になりかねません。こういったときにはまず育毛剤の使用を中止し、皮膚科医の診察を受けるようにします。そのうえで育毛剤を続けて使用していいかどうかを聞くことです。

では、なぜ育毛剤でかゆみやフケがでるようになったのかを考えてみると､次の点が考えられます。�@体質に合わない成分が含まれていた。�A使えば使うほど効くと思って､毎回多量の育毛剤を塗布した。�B育毛剤とは関係なく、ほかに原因があった。例えばシャンプー、ヘアクリームなどの化粧品の使用からか、あるいは皮膚疾患などによる湿疹か。

いずれにしても医師の診断を受けて､指示に従うことが大切で､治る前兆などというのは間違いです。


Q. 近頃、酸性染料、酸化染料という言葉をよく聞きますが、その違いをおしえてください。

A. ここ1、2年話題になっているものに、酸性ヘアカラーと酸性ヘアダイがあります。どちらも酸性となっていますから、あまり違いのないもののように思えますが、実は全く違うものなのです。それはそれぞれに使用されている主成分や薬事法上の区分を見ればうなずけます。例えば酸性ヘアカラーには酸性染料が使われていますが、酸性ヘアダイには酸化染料が使われています。また、酸性ヘアカラーは化粧品に属しますが、酸性ヘアダイは医薬部外品に属しています。ここに出てきた酸性染料と酸化染料とはどのように違うのか、そこのところを知りたいというのが、この質問の主旨だと思います。

　 そこでまず酸性染料について説明します。ところで染料というのはいったい何でしょうか。難しい定義は別として、一般には水に溶け、かつ物を染めることの出来る色素を染料と呼んでいます。色素の中には水に溶けるもの、溶けないもの、水に溶けて酸性のもの、アルカリ性のものなど、いろいろな種類があります。その中で水に溶けて酸性を示し、同時に物を染色する力のある色素が酸性染料なのです。この酸性染料にも多くの種類がありますが、実際に化粧品用として使えるものは、薬事法で許可された十数種類に限られています。これらをうまく組み合わせて必要な色を出し、毛を染めるわけですが、水に溶け易いため、洗髪によって少しずつ色落ちすることは免れません。このマイナス面を克服するため、出来るだけ毛髪内部まで染まるように考えられたのが酸性ヘアカラーで、毛髪に色素を浸透させるための成分が配合され、さらに染毛時にある程度加温して、よりその効果を高めるようにしています。

　 それではヘアダイに配合されている酸化染料とは何でしょうか。これも染料だから水に溶けて物を染めることの出来る色素をいうはずだと思うかもしれません。しかしそうではないのです。ヘアダイに色素は使われておりません。では、色素が無くて何で毛が染まるのか、ここに問題があるわけです。実は色素は使っていませんが、色素の原料が配合されています。もちろんそれは原料ですから、そのままでは色素として役に立ちませんが、酸化剤を使ってこれを酸化すると、化学反応を起こしてたちまち色素に変化するのです。このように、酸化することによって出来る色素、それも物を染めることが出来る色素ということで酸化染料と呼ばれるわけです。そしてここで作られた色素は､始めのうちは水に溶けていて毛に染めつく能力を持っていますが、やがて時間が経つと共に毛のタンパク質と結合し､水に溶けない色素に変わっていきます。そのためにヘアダイで染まった毛の場合は水で洗っても、なかなか色落ちせず､長期間に渡って安定した状態が保たれるのです。

　 以上で解っていただけたと思いますが､酸性染料というのは既にある色素だけれど､その中でも水に溶かしたときに酸性を示す色素のこと､酸化染料というのは､今まで色素でなかった物質を酸化することにより出来た色素というわけです。

　前にもいったとおり酸性ヘアカラーに使える酸性染料は、薬事法で許可されたタール色素の一部ですから､皮膚への影響は心配いりません。しかし酸化染料は従来のヘアダイと同じものですから、やはりアレルギー体質の人にはカブレる恐れがあります。