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| ベーブ・ルースがアスパラガスを食べなかったという話、ごぞんじでしたか? ベーブ・ルースなんて知らないって? 往年の大リーガーで、そのバッティング力は、ものすごく生涯ホームラン数714本を記録しています。その彼がなぜアスパラガスを食べなかったのか、わかりますか。 私には納得がいきました。私も私の姉妹の何人かはアスパラガスを食べたあと、1時間以内でもトイレに行っておしっこをすると強烈なアスパラガスのにおいがするのです。ベーブ・ルースも同じでした。だからアスパラガスには、ほんの一口手をつけるだけだったそうです。 私は、遠慮なく食べます。でも、このにおいを出す人は、人類の約半分に満たない人だけだそうです。 においの原因となる化学物質は、硫黄を含むS-メチルチオアクリレートとS-メチル3-チオプロピオネートという物質で、トイレの悪臭の元であるメルカプタンの一種だそうです。このにおいのするおしっこを出す人にはその原因となる遺伝子を1個か2個持っているのです。その結果、約40%の人がにおいのするおしっこをすることになります。2個の遺伝子を持つ人は、さらに刺激的なにおいを出すようです。2個の遺伝子を持つ人は、約6%の人たちだけです。 そのにおいを鋭敏に感じることのできる人は、約10%の人たちだけだそうです。そのほかの人は、においを感じてもすぐに薄められてしまうのでわからなくなってしまいます。 この話を読んだあと、アスパラガスのにおいは、ほかの人にはあまり感じられないようなので安心して食べられそうです。 出典: 講談社ブルーバックス「そうだったのか!」 ジェイ・イングラム著 東中川 徹 訳 |