Amateur Radio Station JA2BJT Logo

用語索引へ戻る

【セ】

正弦波交流 (工)
 交流で、その時間的な変化率が正弦( sin )に比例しているものを正弦波という。
 数学的に表わせば、時間を t [秒、s ]、角速度(1秒間に回転する角度)を ω [ ラジアン、 rad ]、電圧の瞬時値を e [ V ]、電圧の振幅を Em [ V ]とすると、
      e = Em sin(ωt ) 
で表わされる。
 ここに、周波数を f [ Hz ]とすると
      ω = 2πf
となる。

整合 (工)
 送信機と給電線を含むアンテナ系とを損失を最小とするように、また能率よく送信出力をアンテナに送り込むため、それぞれのインピーダンスをあわせることを「整合」という。
 給電線(フィーダ)は、導線間の距離や使用している絶縁物に依存した固有の特性インピーダンスというものがある。送信電力を有効に伝送するには、アンテナと給電線、給電線と送信機の間で整合を取る必要がある。そのとき、アンテナを給電線の特性インピーダンスに整合させ、さらに送信機の出力インピーダンスを給電線の特性インピーダンスに整合させる。
 なお、受信機でも同様に能率よく受信するためには、整合が必要である。

整流回路 (工)
 交流入力を直流を取り出す過程で、整流器(ダイオード、2極真空管など)を使用して交流をプラス(正)、またはマイナス(負)の極性にそろえて出力する回路をいう。交流の半サイクルを取り出す回路を半波整流、全サイクルを利用する全波整流がある。
 全波整流には、2個の整流器を使用するときは、変圧器の中間をゼロとする対称的な巻線を必要とする。しかし4個の整流器を使ったブリッジ整流回路を使えば、巻線は1個ですむ。
 約2倍の電圧が得られる倍圧整流回路、そのほか3倍圧...などもある。

整流器 (工)
 シリコンダイオード、2極真空管など一方向にのみ電流を流す性質を持つ素子で、特に電源回路に使用されるものをいう。

整流作用 (工)
 シリコンダイオードなどの電流を一方向にだけ流す性質を整流作用という。

制御格子 (工)
 3極以上の真空管で、陰極(カソード)から放出された電子流を制御するために、カソードの次に置かれた格子(グリッド)をいう。

静電容量(キャパシタンス) (工)
 2枚の金属板を向かい合わせ、その間に誘電体(空気、紙、プラスチックなど)をはさんだ構造のものをコンデンサ(蓄電器)という。
 コンデンサは、その2枚の電極間に電気を貯めることができる。この電気を貯める能力を示す値を静電容量(キャパシタンス)といい、その単位は、[F ](ファラッド)で表わす。

絶縁体 (工)
 電気を通しやすい金属(金、銀、銅、アルミニウムなど)を導体、電気を通しにくい塩化ビニール、ポリエチレン、雲母(マイカ)、ゴム、空気、油など)を絶縁体という。
 導体と絶縁体の中間の性質を持った物質(シリコン、ゲルマニウム、砒化ガリウム、セレンなど)で、不純物を加えて電気の通りやすさを調整してダイオードやトランジスタを製造する物質を半導体という。

接合型FET (工)
 チャネル(電流の流れる帯)にN型半導体(電子の余っている状態の半導体)を用いて、ソースとドレインの二つの電極をつけ、これをはさんでP型半導体のゲート電極を接合したFET(電界効果トランジスタ)をNチャネル接合型FET、逆にP型半導体を用い、N型半導体をゲートとして接合したものをPチャネル接合型FETという。

接地(アース) (工)
 接地型アンテナの地面に接続した側に銅版などを地中深く埋め込んだものを接地(アース)という。アンテナの接地は、できる限り地面との接触面積を大きくして地面と埋め込んだ電極との間の抵抗値を低くしないとこの抵抗に送信電力が消費されてアンテナの効率が悪くなる。地面を深く掘って埋没したものを深堀接地という。
 接地には、送信機などの電気機器から漏れ出して人体に流れるのを防ぐ保安接地という目的もある。

設置場所の変更 (法)
 免許人は、通信の相手方、通信事項若しくは無線設備の設置場所を変更し、又は無線設備の変更の工事をしようとするときは、あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない。
 移動する無線局にあっては、その常置場所を変更したときは、できる限り速やかに、その旨を文書によって、総務大臣又は総合通信局長に届け出なければならない。

占有周波数帯幅 (法、工)
 高周波を信号波で変調したとき、搬送波の上下に側波帯を生じる。このとき、側波帯と搬送波が占める帯域を占有周波数帯幅という。
 電波法施行規則では、次のように定義している。
 「占有周波数帯幅」とは、その上限の周波数をこえて輻射され、及びその下限の周波数未満において輻射される平均電力がそれぞれ与えられた発射によって輻射される全平均電力の0.5パーセントに等しい上限及び下限の周波数帯幅をいう。ただし、周波数分割多重方式の場合、テレビジョン伝送の場合等0.5パーセントの比率が占有周波数帯幅及び必要周波数帯幅の定義を実際に適用することが困難な場合においては、異なる比率によることができる。。

選択度 (工)
 受信機の希望する電波を選択し、混信を排除する能力をいう。

全波整流回路 (工)
 交流入力の正の極性時、負の極性時とも電流を負荷に流す整流回路を言う。正または負の半周期のみを利用する回路を半波整流回路という。

用語索引へ戻る