1.始めに

なぜ、いまさらTRPGなのか、なぜいまさらオリジナルルールなのか。
現在では書籍等で出版されていたTRPGルール等もなりを潜め、ほとんどのルールブックが絶版となってしまった今、なぜTRPGなのか。
少なからず懐古的な自己満足に過ぎないわけだが、最近のネットRPGをプレイしてみたところバグなどにより実質的に機能していないスキル、その他の実情(ネットRPGで在るが故にバグも後々ネットで修正プログラムを発信すればいいや、的な考え)にふと疑問を感じたのです。
ならば、自分のやりたいRPGを融通のきくTRPGと言う形で実現できれば、というのが根本となっています。

ここを訪れてくれたすべてのTRPG好きな方と世界を共有できれば、と言う願いを込めて。

<なぜ聖鉄槌騎士団なのか>
それは作者がキリスト教徒であると同時に、非常に「鈍器マニア」であることに由来します。

2.オリジナルルールの特色

現在のTRPGでレベルという概念が多い。確かに強さを表す表示としてレベルというのは便利な一方でレベルだけではキャラクターは表現しきれず、職業という概念が存在しているわけです。
職業を選択した時点で、プレイヤーはその職業にそぐわない事実(戦士なら魔法は使えないとか)を受け入れるしかなく、やはりある程度我慢せざるを得ないところが出てくる。

そこで、スキルによりキャラクターの特性を表現し、レベルという概念を廃止してみればどうかと。ただ、現在も稼動中であるウルティマオンラインのように、1キャラクターがすべてを行えると言うと成長しきってしまえばキャラクターの特性は無くなってしまうので、そうならないように試みた結果、このようなルールの形になりました。

従来のRPGでは斧、剣、メイスなどは数値上ではほぼ同じ性能でこれらを使い分けるメリットというのはあまり存在せず、個人の好み、もしくは純粋なる数値上の強さで選択していました。
これらの種類の違う武器にも特徴をもたすことで目的により使い分ける、個人の好みにプラスしてその武器の特徴がでてくると言った点にも気をつけました。

ただ現在、未だ発展途中であるためにこれから先追加ルールなどが生じてくるとは思います。

自分達のやりたいことを十分に表現し、なおかつ処理を簡単に済ますことの出来るシステム、それを目指しています。

3.TRPGとコンピューターRPG、そしてこのルールの目指したところ

そもそもRPGと言うスタイルはTRPGが元であり、おそらくは小説や童話の世界を自分がそこに入りこむことによって楽しもうと言うコンセプトがあったはずです。が、現在では良くも悪くもコンピューターRPGの影響がTRPGの世界にも侵食し、TRPGに影響を与えています。

最近のコンピューターRPGでは(すべてとは言いませんが)1つのお話にそって展開されています。そのために、その範囲内での自由度のみがプレイヤーには許されているという状況です(最近のネットRPGではこれを打ち破ることによって爆発的人気を得たものもあります)。そこで得られる快感(というか満足感)は、敵を倒すことが出来た、どこそこに到達することが出来た、こんなアイテムを入手することが出来た、と言うようなものがほとんどであります。

そこで、RPGの原点を振りかえって「現実には存在しない世界を旅する」ことを楽しもうではないか、というのがこのルールの趣旨であります。大抵のRPGでは主人公などのことは「冒険者」と表されていますが、我々はあえて「旅人」と定義したいと考えています。
そのために、戦闘ルールなどにこだわった割には戦闘の回数は控えめになるようなバランス設計をして行きたいとも考えています。