○中門入り 御頭が八岐大蛇となって天から舞い降りて出現するさまをあらわした舞

○一段目  「起こし」といい八岐大蛇が生け贄(にえ)にするクシナダ姫を求めて歩き回る様子を示す

○二段目  「にのこうじ」素戔嗚尊はかりごとで、あらかじめ用意された八つの酒樽にクシナダ姫の美しい
        姿が映るのを見て、舌なめずりして喜ぶところをあらわしたもの

○三段目  「りんがん」大蛇が八つの酒樽に写っているクシナダ姫にほれぼれし我を忘れ、首を突っ込み
        美酒を飲みほすところを示す

○四段目  「きりびょうし」大蛇が酒に酔いしれて暴れ回るところ

○五段目  「とりまめ」大蛇が酒によって、ついに眠りこけてしまうようすを示す

○六段目  「かみいれ」舞楽での「神上げ」に相当し、素戔嗚尊が出現し、大蛇が退治され、天叢雲剣
        (あめのむらくものつるぎ)を得て神に変わるところ

○七段目  「すらへその一」神となって天上するところ

        「すらへその二」神になった御頭が悪魔払を払い、世を治め祀る結びの舞

以上の「七起こしの舞」を大社の拝殿・?屋の庭先、会所の庭前のみで舞われ、両社の御頭で八庭(八カ所)
で行われる。

                                                         

 大社での日和見のあと、神前にて七起こしの舞が奉納されます。拝殿にて御棚が立ちそれぞれ大社御頭(かみさん)と鏑社御頭(かぶらさん)二舞が続けて行われ、スサノオノミコト(素戔嗚尊)が八岐大蛇(やまたのおろち)退治の神話をかたどった内容になっている。

 御頭舞は七段に構成されています。その七段とは別に、序段にあたる”中門入り”があります。

七起こしの舞