あくせく一句  第五夜

みなさま、おはようございます。ルックルックに聞き耳立てて、子供の相手はガチャピンムック。あくせく一句のお時間です。お相手はわたくし、最近ウカウカしてられない種田米床火でお送り致します。では、この句から。


  誰がなぜ オラが畑に ブーメラン  

ブーメランほど投げ捨てるのに不向きな物はありません。なぜならブーメランは投げたところへ戻ってくるのです。逆に考えれば、ブーメランはどこから投げたかすぐわかります。ブーメランの落ちているところからです。そうするとブーメランは畑から投げ捨てられたことになります。犯人はわざわざ畑に来て、ブーメランを投げたのでしょうか。どうせ戻ってくるなら、投げる必要はないように思えます。投げてないのなら、なぜブーメランなんでしょう。あまりにブーメランブーメランと言っていたら、ブーメランってなんだったかわからなくなってきました。


  ニラニンニク ヌカ床生ゴミ 猫のフン 
               カメムシナガグツ ウチの七くさ


ブーメランで時間を取りすぎてしまいました。しかもわたくし、これでもけっこう忙しい身でございます。といった理由で、この句に関してはノーコメントにさせていただきます。


  コーウンキ 死ぬほど好きだ ちゅちゅちゅのちゅ

この句こそノーコメントにすればよかったと後悔しています。わたくし、耕運機のことをこのようにカタカナで呼ぶ人、一人知ってます。その方はどちらかというと興奮しやすいたちなので、句作には向いてないように思います。いえいえ、悪く言っている訳ではありません。心からの忠告です。忠告ついでにもう一言言っておきましょう。能力がないなら、おかしなコーナーを始めるのは控えた方がいいでしょう。評判を落とすだけです。まじめにやんなさい。ぷんすか。

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