広重画「伊勢参宮宮川の渡し」

参宮街道

  江戸時代になると、全国の交通網の発達、経済の安定に より庶民の旅が可能となり、多くの人々が伊勢に参詣しま した。
  外宮から内宮に向かう古市参宮街道はこの伊勢参りによ り栄えるとともに、古市では多種の文化が生まれ、参宮客 を魅了しました。


立て看板

万金丹

  明治維新以降、西洋医薬がもたらされるまで、 万病薬「万金丹」が家庭及び道中薬として有名 でした。古市には「岩城万金丹」が店を構え、 薬本来の目的から離れて土産物として参宮客に 好まれました。



国周画「伊勢音頭恋寝刀」

古市歌舞伎

  かつて、古市では歌舞伎が盛んに上演され、 全国にその名を知られました。
  寛政8年(1796)、妓楼・油屋で起こった お紺と孫福斎による殺傷事件「油屋騒動」は、 後に近松徳三により「伊勢音頭恋寝刀」という 歌舞伎になり、現代でも演じられています。


杉本屋

妓楼

  全盛期の天明期には70軒、遊女約千人を数えたと言われ ています。中でも油屋、備前屋、杉本屋は古市の三大妓楼と 呼ばれました。内部には舞台のついた広間があり、毎晩、伊勢 音頭を唄い踊り、客への顔見世にしました。

間の山 お杉お玉



間の山 お杉お玉

  明治、大正、昭和に興行として実際に使用した三味線や 明治初の興行小屋の様子を写真パネルなどで紹介しています。