特別展のご案内


平成29年度 後期特別企画展


テーマ 「伊勢の伝統工芸」
(浅沓・根付・玩具・一刀彫・伊勢和紙・提灯・和釘・神殿)


目的

 伊勢市、特に山田は全国から集まる伊勢神宮への参拝者を対象として様々な産業や商業が生まれ早くから都市的性格を持っていた。その産業には浅沓司など神宮に直接関係したものと提灯屋・玩具・箸屋・桶屋など参拝者、及びそれをもてなす宿泊施設などが消費する品を扱う産業の二通りがあった。いずれも「お伊勢さんの御膝元」という歴史と風土の中で独自の発展を遂げてきました。そうして生まれた伝統工芸品ですが、時代の変遷とともに既に消えてしまったもの、或は衰微(すいび)しているものなど、その大半が危機に直面しています。
 今回、時代を超えて受け継がれてきた匠の技、こだわりの品々を企画展示することで、伊勢の伝統工芸品の良さを、職人の手仕事の素晴しさを実感していただくと共に、これらの伝統工芸品を身近で親しみのあるものとして受け入れて戴ければ幸いです。

場所

 伊勢古市参宮街道資料館 [MAP ]


期間及び開館時間

 平成29年11月10日(金)~12月10日(日)9:00~16:30
 月曜日休館日(祝日のときは、その翌日)
 休日の翌日(ただしその日が日曜日は除く)


主な展示物

 工芸品・写真パネルなど


開催にあたって

 初めに、今回の29年度後期企画展「伊勢の伝統工芸」について伊勢市、㈶伊勢伝統保存協会並びに伊勢市産業支援センターの方々を初め、関係者の皆様方には全面的ご支援、ご協賛を得ることが出来開催することが出来ました。開催にあたりここに深く感謝しお礼申し上げます。

伊勢古市参宮街道資料館長 世古富保 


伊勢の伝統工芸

 伊勢市、特に山田は全国から集まる伊勢神宮への参拝者を対象として色々な産業や商業が生まれ早くから都市的性格を持っていた。その産業には浅沓司など神宮に直接関係したものと玩具・提灯屋・箸屋・桶屋など参拝者及びそれをもてなす宿泊施設などが消費する品を扱う産業の二通りありました。いずれも「お伊勢さんの御膝元」という歴史と風土の中で独自の発展を遂げてきました。そうして生まれた伝統工芸品ですが、時代の変遷とともに既に消えてしまったもの、或は衰退しているものなど、その大半が危機に直面しています。

 *三重県ではこれらのうち産地規模が小さいために国の指定を受けることのできない工芸品33品目を「三重県の伝統工芸品」に指定し、県民の財産としてその維持・発展に努めております。
 *伊勢の伝統工芸品は、現在伊勢春慶・根付・伊勢玩具(刳物・練物)・和釘・神殿・一刀彫・矢箸・提灯・伊勢和紙の10品目であります。
 (この内下線のある工芸品は、三重県の伝統工芸品に指定されています。)

 *㈶伊勢伝統工芸保存協会におきましても時代を超えて受け継がれてきた匠の技、こだわりの品をひとりでも多くの愛好者が増え、継承されることを願っています。


いまはなき伊勢の伝統工芸品

 *・浅沓(あさくつ)・番傘(ばんがさ)・団扇(うちわ)は現在、伊勢には生産者がいなくなりました。


浅沓(あさくつ)


   その1 「概要」


   その2 「製造工程について」


   その3 「使用材料について」


   その4 「4代目久田僚三氏について」


   その5 「まとめ」


根付(ねつけ)


   その1 「概要」


   その2 「歴史」


   その3 「分類」


   その4 「根付がたどった運命」


   その5 「伊勢根付」


   その6 「形状による分類」


一刀彫(いっとうぼり)


伊勢玩具


   その1 「伊勢玩具 刳物(いせがんぐ くりもの)」


   その2 「伊勢玩具 練物(いせがんぐ ねりもの)」


   その3 「まとめ」


和釘(わくぎ)


   その1 「和釘鍛冶屋(歴史)」


   その2 「和釘の種類」


   その3 「和釘の製作法」


提灯(ちょうちん)


神殿(しんでん)


伊勢和紙(いせわし)


   その1 「歴史」


   その2 「材料・製法」


   その3 「美術用紙としても」


   その2 「和紙の特色」


参考文献


 ・ 「伊勢市の民俗」 伊勢文化会議所
 ・ 「伊勢モノ語り」 伊勢伝統工芸保存協会
 ・ 「伊勢根付・伊勢玩具調査報告書」 三重県教育委員会