平成28年度 特別企画展 終了


郷土画人 「隠れたる逸材・川口呉川」 展


日本画の主流・四条円山派の郷土画人・川口呉川は明治12年伊勢市高柳の古着商の家に生まれました。磯部百鱗に学び同門に伊藤小坡、中村左洲等がいました。若くして百鱗の紹介で京都の日本画の大家竹内栖鳳に弟子入りし、 日展、京都展等を中心に活躍しました。残念なことに呉川は若くして郷土を離れ京都に移住したため、地元では発表の機会がなく忘れ去られて来ました。

しかし呉川の作品は独自な画風を編み出し、中でも歴史画が多く他に花鳥、山水、人物など多種多彩です。また質の高い和歌、俳句、書なども数多く残していることから、いかに多才であったかがわかります。

今回の開催については呉川の研究家で南勢愛好会の飯嶌正行氏に全面的な御協力を依頼し氏の所蔵品をはじめ子孫の方々や氏の友人からも貴重な作品を多数借用戴き地元伊勢で発表する運びとなりました。

「お杉お玉」や「五十鈴川香魚」など地元を題材にした作品も陳列することで、呉川を身近に感じて戴き、氏の持つ独特な心情表現を汲み取っていただければ大変嬉しく思います。


開催場所:伊勢古市参宮街道資料館
開催期間:平成28年 5月3日~5月15日
開催時間:9:00~16:30
  月曜日休館日(祝日のときは、その翌日)
  休日の翌日(ただしその日が日曜日は除く)
主な展示物:小屏風・掛軸・和歌・愛蔵品など