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 2003/11/29 辺見庸

例年になく暖かい気温が呼ぶのか、連日の雨である。ふだんなら外に出るのも億劫な休日だが、人権週間にちなむ行事で作家の辺見庸が講演するというので近くのホールに出かけた。以前、同じ人権週間に作家の井沢元彦が来るというので、首を捻りながらも、ある意味楽しみに出かけたことがあったが、どんな事情があったか所謂ドタキャンというやつで、いくら待っても会場に現れず骨折り損に終わった経験を持つ。辺見氏も「何かのまちがいではないかと思った」と言っていたが、近頃のこの国の現状では、反戦、平和、護憲、普遍的人権思想を訴える作家は、過激だとされ、自治体からは声がかからなくなっているそうだ。どうして、この時期に反ブッシュを高らかに宣言している作家を呼んだのか、以前の井沢氏にも増して首を傾げたくなる人選なのだ。閑話休題。講演はヴェトナム、ソマリア、アフガン、イラクと現地取材を通じて見聞きしてきた戦争、殺戮の現場で、白人の国には使用しない大量殺戮兵器の使用によって、いかに無辜の民が死に追いやられているか、(イラク市民の死者の数について米将軍が「我々は死体の数など数えていない」と言ったことを受けてネット上に死者数を発表している団体がある。下欄参照。)飢餓で死ぬ子どもたちの様子等、自分の目で見た事実を中心に語り、返す刀ですでに戦争状態とも言えるわが国の現状を憂えるものであった。せめて自分の半径5メートル以内には戦争を持ち込まないようにしようという真摯な訴えに、危機的状況が足下にまで迫っていることをあらためて思い知らされた。http://www.iraqbodycount.net/

 2003/11/25 土砂降り

宵のうちからの雨は、夜になってますますひどくなり、土砂降りの朝を迎えた。起きる時間になっても外は暗く、まだ夜が明けきっていないのではないかと思われたほどだ。硝子戸を打つ雨の音に、今日は仕事に行きたくないな、と思ってしまった。通勤に使う国道の一部に低いところがあって、今日のような雨の日には、対向車の跳ね上げる水が中央分離帯の植え込みを越えて反対車線を走る車の窓を直撃する。一瞬、前が何も見えなくなる。それでも車は時速60キロメートルは出ているのだから、危険なことこの上ない。それが、一度や二度ではない。いやな気分のまま外に出る。車はみな点灯している。まるで夕暮れのようだ。行きたくはないのに、車に乗っている。誰も休むなと言っているわけではないが、こんなことくらいで休むわけにはいかないのが現実というわけだ。一日休んだからといって何がどうなるわけでもないのに、病気にでもならなければ休まない。何だか自分の意思でないものに動かされているようで、はなはだ不快である。まあ、上天気の日は上天気の日で、こんな日には仕事を休んで、どこかに行きたいと思ってしまうのだから、自分の気ままに動いていたらすぐ失職するだろう、と思ってアクセルを踏んだ。

 2003/11/23 黄葉

昨日までの風が嘘のように凪いだ。空には雲ひとつない。特に紅葉を見たいとは思わないが、季節の移り変わりの中に身を浸すにはいい機会だと思った。三連休の中日では紅葉の名所は避けるのが賢明だろう。たしかに美しいだろうが人の多さにうんざりしてしまう。いつか行った信楽あたりの山林がふと頭を過ぎった。楓の類は少ないが、こぼれ松葉を敷き詰めた雑木林の黄葉が記憶に残っている。山の上にある美術館も久し振りだ。しばらくお目にかかっていないみ仏のお顔も拝みたい。そう思って車に乗った。沿道にはナナカマドの赤が眼を射る。二時間も走ると車は伊賀と信楽の境を越えていた。美術館までの道は、日本の原風景と言ってもよさそうな山村の風景が続く。山間の棚田を背景に古風な構えの屋敷が点在する。信楽の里だけはトレードマークの狸の行列が愛敬だが、少し細道に迷い込めば辺りは工房や窯元だらけだ。信楽と伊賀は山ひとつ隔てた隣村だが、同じ陶土を使ってもあちらは信楽こちらは伊賀である。道沿いの店で、若い陶工の酒器をもとめた。粗い手触りの地肌に灰白の釉薬をかけたぐい呑みと揃いの徳利である。早速晩酌で使ってみると、唇にあたる感触が見た目より繊細で、いつもの酒だが切れがよく感じられる。妻が気を利かして一つ余分に買った。誤って割ってしまっても二人で飲めるというわけだ。

 2003/11/21 無線LAN

結婚記念日には、二人で使うものを互いに贈り合うというのが、ここ何年かの習慣になっている。しかし、何年も続くと、そうは簡単にいい物が見つからない。妻は最近自分用の財布を新調したばかりで、夫のそれもまだ使えはするが相当くたびれてきているのを見て取って、財布を贈ってくれた。私は焦った。実は前々から考えていたことはある。毎晩、夕食も終わって一息つくと、妻は愛用のノートパソコンに向かって、何やらしている様子である。はじめは仕事用にと思って買ったが、最近ではゲームや写真と使う用途も広がっている。我が家はケーブルTVでインターネットに接続しているが、二階にあるデスクトップ型にだけ繋がっていて、ネットを利用するにはいちいち書斎に行かねばならない。別段不満も言ったことのない妻だが、自分のコンピュータからネットに接続できればそれに越したことはない。そこで、ルータを買い、無線LANで、二台のコンピュータを繋ぐことにした。今年のプレゼントはインターネットというわけだ。当日はワインの酔いもあって設定は翌日になったが、無事接続できた。こんなことならもっと早くしてやればよかったと思ったのだった。

 2003/11/19 嫌煙権

小学校三年生の時、火鉢に父の吸い差しの煙草を見つけ、思い切り煙を吸い込んで目を回して以来、煙草に縁がない。映画の名場面などを見るにつけ真似してみたい気もしないでもなかったし、下の子が、保育園の時、煙草を吸う友だちの父親に憧れて、「○○とこの父ちゃんの方がよかった。」と言ったりしたが、ついに吸わずにここまできた。だからといって、煙草文化を否定する気はない。花魁が「ぬしさん一服吸いなまし」などと差し出す煙管も粋なものだし、西部劇のインディアンが和平のしるしとして吸う煙草など、いいものだと思う。第一、何かを嫌うのに権利を主張するという考え方があまり好きではない。嫌いなのはいい。好きになる必要もないが、健康に悪いという理由で衆をたのんで排斥運動をするというのが、優生思想に近いものを感じていやだ。しかし、いざ、現実に煙草の害を受けると、気持ちが揺らぐ。めったに行かないレストランで食事を楽しんでいる最中、隣の席で煙草を吸われると、ワインの薫りも何もあったものではない。せめて、まわりをうかがって吸うくらいの配慮ができないものか、と思う。愛煙家が嫌われるのは煙草そのものよりもそうしたデリカシーの欠如なのかもしれない。

 2003/11/17 「再会」 

陽気に誘われて、めずらしく出かけたのはいいが、週明けの月曜日に疲れが残るようでは、やはり休みは家でじっとしていろということかもしれない。県立美術館がリニューアルオープンということで、「再会」と銘打って収蔵品を一気に展示しているのだが、これといって特別なコレクションのない公立美術館のこと、企画展に合わせて小出しにしていたものが大半。『橋から見たアルジャントゥイユの泊池』というモネの初期の作品が新しく寄贈されたのが目立ったくらいだ。後は柳原義達の彫刻が新しくコレクションに加わったが、これも寄贈である。新コレクションのために増築された部分が、窓を大きくとって外の景色を借景にしているのはなかなかよかった。以前は、ヨーロッパの絵画一辺倒だったが、掛け軸に描かれた山道をいつの間にか眼で辿っている自分を発見した。隠棲趣味というのか、人跡の絶えた仙境に隠れ棲む心地よさのようなものに憧れがあるのは知っていたが、枯れ切るには、まだ少し早いのではないか。美術館からの帰りにいつも寄る店で、一年ぶりに鮟鱇の肝が手に入った。鴨だの鮟肝だのが気になるようでは胃の方はまだまだ現役らしい。

 2003/11/15 幕末太陽傳

休日に家を出ることがあまりないので、一日だけ行われる映画会の予定を忘れてすっぽかしてしまうことがある。仕事に関しては、スケジュール表に書き込んでいるのだが、プライヴェートなことまで書き留めておく習慣がなかった。この前すっぽかした小津安二郎は生誕何年かの記念の年にあたっているからこれからも見る機会があるだろう。しかし、今回の川島雄三はめったにない企画で、この機会を逃すと二度と劇場で見ることはできないかもしれない。かといって仕事と私用をごっちゃにするのは気分が落ち着かない。そこで登場するのがMacである。Macにはi-Calというスケジュール管理用のソフトがあり、それには仕事とは別にHOMEという項目が設定されている。色分けされていて混同することもない。時刻や場所については詳細が記載されたメモを抽斗のように呼び出すこともできる重宝な代物だ。おかげで、今回は忘れずに見に行くことができた。宙に浮かんだ羽織に両の腕をくぐらせたと思ったら着終わっているフランキー堺の仕種が相変わらず鮮やか。錚々たる顔ぶれだが、山岡久乃をはじめ亡くなった役者も多い。1957年日活作品。

 2003/11/13 夜間飛行

今では北回りの直行便が主流だが、一昔前まではモスクワで給油に立ち寄ったり、南回りでインドに降りたり、ヨーロッパと日本の間でトランジットのあるのは当たり前だった。午後の遅い便で、ヨーロッパを発つと、デリー空港に着くのは深夜。サリーを纏い、ターバンを巻いた人々がターミナルで思い思いの姿勢でくつろぐ様子は、欧州の空港とはちがい異国情緒溢れるものだった。トランジットだから空港からは出られない。待ち時間を潰すために免税店をぶらついていると象牙製のチェス盤だとか民族楽器とかの土産物が雑然と並んだ店の一角から紅茶の香りが漂ってきた。飲み物は警戒して、やめておいたのだが、後で聞くとあそこのミルクティーはお勧めだったらしい。給油を終えて飛び立った上空から見たデリーの街は露を帯びて光る蜘蛛の巣のような光の網目が神秘的だった。今夜もインクブルーの空を背景にして赤と青のライトを点滅させた機影が行き交っている。点滅するライトだけ見ているとロマンティックな夜間飛行の光景だが、イラクへの派遣を前にしての訓練だろう。バクダッドの街の灯はどんなだろうと、ふと思った。

 2003/11/12 玄米

明日香を訪れた際、土産物屋で玄米を買った。赤飯のルーツと考えられる赤米をはじめとして、明日香では古代米の栽培を試みている。玄米は別に古代米のものではないが、野菜類といっしょに並べられていた。玄米は美味いのだが、冷えると硬くなって食べづらい。それまでずっと食べていた玄米を白米に替えたのは子どもに弁当がいるようになったからだ。久し振りに食べた玄米はやはり美味しかった。もちっとした食感と、胚芽の部分だろうか粒の残る歯触りが、ご飯を食べているという気にさせてくれる。主食とは名ばかりで、淡泊な味が何にでも合うことから、白米のご飯は脇役に甘んじているのが現状である。玄米はちがう。濃厚な味が自己を主張し、いっしょに食べる食材を選ぶ。根菜類や豆腐、海草と地味な食材とは相性がいい。後はごま塩と漬け物くらいがあれば充分である。一度で食べきれなかった分は雑炊にした。白米とはちがって、水分をあまり吸わないので、雑炊にしても歯応えが残る。土産用だから仕方がないが、籾殻のついたものが混じっていて、研ぐときに取り除いたつもりでも時折歯にあたるのが愛嬌である。今のを食べきったら、今度はちゃんとした玄米を注文しなくてはなるまい。

 2003/11/10 秋雨

二階の窓から外を見ていると、隣の家の屋根瓦が濡れている。よくは分からないが、霧雨が降っているようだ。部屋の中は静かで、ペンを動かす音が聞こえるくらい。屋根の向こうには大きな欅の木が空に枝を広げている。雨の粒は見えなくても、水気を含んだ空気の層があたり一面をびっしり埋めつくしているようで、動くものの気配がない。ふしぎに落ち着いた気分で、外を見ながら、こんな気持ちで何の心配をすることもなくぼんやりと窓の外を見ていられたってことが、いつか後から振り返って、しあわせな日々だったなあと思い返すようなこともあるのだろうか、などと考えていた。あまりにも天気のいい日は、幸せすぎるようで、かえって不安になる。音もたてずに降る雨は世の中の動きさえ止めてしまっているかのようで、きっとそれはこちらの思いなしに過ぎないのだろうけれど、しずかな心持ちがする。

 2003/11/9 眼鏡

眼鏡をかけるようになってずいぶんたつ。車の運転には近視用の眼鏡がいることはいうまでもないが、家の中にいるときにはかけずとも不自由はない。塙保己一ではないが、何がどこにあるかは暗闇でも分かる。眼鏡の出番はない。幸い老眼の気配もなく、本や新聞は特に距離を置かなくても裸眼で読める。たまにテレビを見るときにかけるくらいのものだ。運転用、TV用、コンピュータ用と対象との距離に応じて三種の眼鏡を使い分けているが、問題は職場でコンピュータの前に座るときに起こる。目の前のディスプレイを見るには眼鏡がほしい。乱視も入っているので画面のちらつきが煩いのだ。ではあるが、手許に本を置いて、それを見ながらコンピュータを操作しようとすると小さな字が見づらい。サングラスの他に二種類の眼鏡を持ち歩くのはいかにも面倒だから職場では専ら運転用の眼鏡で通している。度がきついので画面と本の両方を見ようと思うとかけたり外したりしなければならない。遠近両用の眼鏡というものもあるが、「遠」の方には用がない。近視用で近くから遠くまでを微妙に使い分ける眼鏡があれば便利だろうと思う。

 2003/11/8 Mac奮闘記4−HDD交換 

新しいものに惹かれることはあまりない。いつまでたっても魅力的な形というものはある。車もそうで、なかなか新しい車に買い換えようという気が起きない。しかし、そうはいっても機能的には古い物はどうしようもない部分はあって、仕方なく新しいものに変えている。もし、外観はそのままに中身だけごっそり新しくする方法があれば、少々割高でもそちらを選ぶだろう。車は無理だが、コンピュータなら可能である。Macに新しいOSが登場した。機能的にすぐれ、動きが速くなったと聞けば食指が動く。しかし、4GBしかないハードディスク(HDD)で空き容量は1GBを切っている。このままの状態では3GBは必要というOSを導入するのはとうてい無理な話である。そこで、思い切ってHDDを入れ替えることにした。HDDだけなら1万円ちょっとで10倍の40GBが手に入る。そうしておいて新OSを導入しようという算段である。まださほど使っていないからバックアップも不必要、交換するなら今がチャンスというわけだ。ところが、OSが変わったらLANへの接続ができなくなってしまった。せっかく使えるようになったプリンタがまた使えない。例のGhostScriptのサイトにはご丁寧に赤字で「新OSでは云々」という注意書きが追記されていた。新しい接続の方法を試みたがいまだ成功していない。「手の焼ける子ほど可愛い」とは、よくいうが「可愛さあまって憎さ百倍」という言葉もある。手を焼かすのもほどほどにしてもらいたいものだ。

 2003/11/4 明日香

すすきの穂が開きはじめるころになると、明日香が気にかかる。子どもたちが小さいころよくつれて行ったものだ。石舞台のある辺りが広い公園になっていて、所々に萩やすすきの植え込みがこんもりとした茂みを作っていたり、樫の木林の間を木の下道が通っていたり、遊び場所に事欠かない。ほうっておくと一日中でも遊んでいた。久しぶりに訪れると紅葉には少し早かったが、すすきの穂は開き、萩の葉は色づきはじめていた。前にはなかったステージ状の建物に違和感を感じたが、よくよく見れば、この公園はそこを中心にして野外劇場風に上へ上へと階段状に作られているのだった。ひとあたり散策すると、子どものいたころとはちがい、間が持たなくなった。近くにある飛鳥寺を訪ねることにした。昔を今に残す古い家並みの中を抜けると、突然視界が開けた。かつて渡来人たちがこの地に日本ではじめての寺を築こうと考えたのは、この開けた風景が故国に似ていたからだという話を聞いた。飛鳥大仏と呼ばれる本尊の釈迦如来の巴丹杏型の眼もそうだが、独特の風貌はその後数多く作られることになる日本風の仏像とは、たしかに様相を異にしている。のどかな秋の農村風景の中に立ちながら、遠い時代同じこの場所に佇み、遙かな故国を偲んだであろう古人に思いを馳せた。

 2003/11/3 紅葉

夢の中で紅葉を見た。薄暗い民家の玄関を額縁にしてできた絵のような風景の中に、山門が見え、その前の切り通し道に一叢の灌木があった。まだ若い楓の木の左肩のあたりが午前の日を浴びてあかあかと色づいていた。大学とその準備期間をふくめると五年もの間京都にいながら、嵐山の桜も高尾の紅葉も、いや、およそ名所旧跡の類とはいっさい無縁に生活してきたというのに、何の因果か人並みに歳をとると、京の紅葉が恋しくなるのか、ある年は高尾、またある年は嵯峨野へと足を運ぶようになった。どこで見ても紅葉にかわりはないと思っていたが、少しずつ大きさや形のちがう楓の葉の色づくさまの繊細さ、踏み固められた山道に散り敷く落ち葉の織りなす紋様、錦秋の谷に向けて落花の如くひらひらと舞うかわらけ投げの遊び、と三尾の紅葉を知るにつけ名所が名所と呼ばれるにはそれなりの理由があるものだと思うようになった。家にじっとしていることができないのが人間の不幸なところだというようなことをパスカルが言っている。別にやせ我慢をしているわけでもないが、連休といってもどこにも行かず家の中で本ばかり読んでいながら、色つきの夢を見るなどは修行の足りないあかしだろう。

 2003/11/1 Mac奮闘記3

過去は過去として旧機に依存するとしても、日々新しい仕事は舞い込む。簡単な文書ならMac搭載のテキストエディタで打てるわけだから、今後はMacで文書作成していくというわけにはいかないものかと考えたのだったが、これがまた難しい問題を抱えていた。文書はMacで作ったとしても人に読んでもらうためには印刷しなければならない。普通のプリンタならMac用のドライバをインストールすればいいだけだが、LANで結ばれたレーザープリンタ(LPD)はWindows環境で設定されているため、Macは認識してくれないのだ。しかし、どこにでも同じ悩みを持つ人はいるもので、ありがたいことに、小川さんという方が、MacでLPD印刷をするためのGhostScriptというシステムを開発して無償提供してくれているという。早速ネットで検索をして、ダウンロードしてみた。ところが、新しいプリンタが自分のMac に追加できない。どうやらWindowsとMacを共有させるための環境が整っていないらしい。sambaというそのシステムに入り込むためのマニュアルを見ながら悪戦苦闘するのだが、必要なソフトのダウンロードがうまくできない。その日はあきらめて自宅に帰った。ところが、翌朝起動してみると、なぜかインストールされている。ダウンロード完了まで待てないほどあせっていたのだろう。とにかくこれで印刷はできるようになったわけである。
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